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第2話

ピンポーン 「……」 ピンポーン ピンポーン なんだよ…誰だ?……んん、眠… 『ん、………スゥ』 ピピピビピピンポーン ブチッと頭の中の何かが切れた 『ッッだぁぁぁあ!うっぜぇな誰だよ朝からピンポンピンポン!!!………ぁ゛?』 ガッッチャン!!とものすごい音を立てて玄関を蹴り飛ばすように開けるとニッコリと微笑むマネージャーがそこには居た。 あ、やばい。と思った頃にはもう遅く、グィッと耳を捕まれ引っ張られる 「いつまで………寝てんだこのボケくそビッチがァァァあ!!!」 『ぎゃぁぁぁあっ…うるさい!鼓膜が千切れるからっ!!いってぇぇ……』 怒声に鼓膜がちぎれるとマネを思いっきり押し距離をとるものの涙目になりながら耳をすりすりと摩る。 『耳、聞こえなくなったらどーしてくれんだよ…これでも俺はアイドルで!』 「うるさい、昨日連絡したはずだ、ちゃんと起きろって、それは無視したのはお前だろう? まず今ので鼓膜が千切れたんならお前はそこまでだどアホ」 コイツ… ギッとできるだけバレないように元ヤンメガネ(マネージャー)を横目に睨む。 何でもコイツ、上杉 小春(うえすぎ こはる)は学生の頃かなり荒れていたらしくここら一体を張っていたらしい。 なんで今こんな真っ当なことしてんだろ、なんて思ったことがない訳では無いけど、まぁどうでもいいこと。 ちなみに俺も一時期荒れてたんだぜ?って、興味ねぇか 「なんだビッチ、さっさと着替えろ、いくぞ」 「あ゛?誰がビッチだって、おい勝手に入るなよ!…たく、」 これだからこいつは…

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