ファーストフード店に着いたっ！ふぅー、4月って何かと大変だなー、とか思いながら俺達は週一の部活休み(火曜日)を楽しんでいた。 ｢野菜バーガーセットで！ドリンクは……オレンジ！｣ 果汁100%は美味いよな♪ ｢メガバーガーセットでコーラ！単品でチーズチキン。以上です。｣ こいつ(笑)めっちゃ食うじゃん！ ｢お前よく食うよな…。俺は無理だわ、あっ！だから身長伸び…ん"ん"っん、いや何でもないぜ？｣ おっと！自分で墓穴を掘るような事を言いそうだった。 ｢そうだな…お前食べないよな？だから身長伸びないんじゃねぇか？ま、でもバスケでは全然身長なんて関係ない感じさせるようなくらいお前上手いじゃん！？何でだ？｣ ｢くっそぉ！！だから今から伸び…は？俺うまくねぇーしっ！もっとデカかったらもっとうまく立ち回るっつーの！｣ 俺達はこんな感じで毎日を送っていた。部活をして勉強をして休みの日には遊んだり。物凄く仲の良い奴は亜輝斗くらいで、家にゲームしに行ったりもしたけど、最近は彼女と出掛けたりしてて、なんか寂しい…本人には言ってないけどな。 学校に友達が居ないわけじゃないけど、広く浅くしか付き合えない俺は、遊びに誘うほど仲の良い奴が居ないんだ。悩みを相談するのも、いつも亜輝斗。亜輝斗はまじで良い奴。いつもからかうくせ、本気で悩んでる時は笑わず真剣に聞いてくれるとこがある。 ｢確かにっ！！お前が身長デカくなったらさらに上手くなるんじゃね！？てか、1日終わるのすげぇー早いなぁ！もう7時だけど。帰るか〜｣ ｢うっそマジか！いやだわー。｣ そして何事もなく普通に毎日が過ぎていく。