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勉強会開始っ!
____カキカキッ
「ごめん、そこもっかい教えて?どれ?」
「ん?ここは、この方程式!…こっち、そうそう。」
城之内。予想を遥かに超える優しさ。
説明がうまいのも予想が当たった。何度も俺がわからないと聞いても面倒がらずにその度、丁寧に教えてくれる。覚えやすく語呂合わせなんかも教えてくれたり。なんていい奴なんだ!
それから俺は色んな教科のわからない所を聞きまくって、納得するまで勉強した。その間ずっと城之内は一緒に付き合ってくれた。
そして時間もそろそろ無くなってきた。最後に化学を教えてもらいたいっ!
「ずっと俺に付き合わせてごめん、最後に化学を教えてほしいんだけど…時間大丈夫か?」
「全然大丈夫だよ?てか…さ?ご飯も食べてく?どーせだし食べってってよ。俺は毎日1人だから寂しくてさ(笑)」
俺は優しさに溢れる城之内に度肝を抜かれた。ここまで優しい奴だったとは…。
「さ、寂しいなら食べてってやろっかなー…。俺は料理なんて苦手だから…あの、そんなに手伝えないと思うけど…いいの?」
毎日1人なのは確かに寂しいよな?…もう少しだけ。化学教えてもらって、ご飯食べたら帰ろう。俺はもう完全に城之内に甘えていたのだった。
「うあーっ!めっちゃ美味かった!城之内〜まじでありがとう!お前凄いなぁ…料理も出来て、完璧じゃん!」
「いや、そんなことない。」
なんて謙虚なんだ!もう城之内大好きだわ、すげぇ!
「あー、でもまだまだ勉強聞きたいところあったけど流石に時間が遅いね。終わらないほど俺の頭が悪すぎて(笑)本当に今日はありがとう!」
俺は感謝でいっぱいだ。そんな俺に城之内が…
「なら、またやろう?勉強会。」
こいつは……良い奴ですっ!俺の中でこいつへの信頼が急上昇するのであった。
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