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第86話
強張っていた体から少しずつ力が抜けていき、大きく息を吐きだしたとき、秋斗が強引に体を進めてきた。
「ああっ……」
秋斗の雄が根元まで友悟の中に挿入された。
異物感はまだ大きかったが、痛みはかなりマシになった。
「友悟……」
大好きな人がキスを贈ってくれる。
「秋、斗……」
彼のキスに友悟も応えた。
今、秋斗と一つに繋がっているんだと思うと、うれしさと愛しさで胸が詰まった。
二人はしばらくそのままで口づけを交わし続けた。
やがて秋斗がゆっくりと動き始める。
一瞬の苦痛と異物感。
しかし、その次の瞬間に友悟を待っていたのは、頭が真っ白になるほどのすさまじい快感だった。
さっき指で擦り上げられ、気持ちよさのあまりイッてしまったその部分を秋斗の雄で強く突かれて、得も言われぬ快感の嵐が友悟の中を吹き荒れる。
「あーっ……、あっ、あっ、秋斗っ……」
そこを秋斗に突きまくられて、友悟は何度も何度も絶頂を迎えた。
「うっ……、友悟……」
秋斗が小さく呻いて、友悟の中で熱い精液を勢いよく放った。
体の奥に彼の愛と欲望の証をたっぷりと注ぎ込まれて、友悟はほとんど透明に近い愛液をまき散らしながら気を失った……。
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