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かけられた呪いは?

 ⅢⅩⅥ  魔女自らが過ちを認め、彼女はイブリンたちカールトン家を許すとそう言った。彼女による呪いは解かれたのだ。  ――ともすれば、外にいる彼らはいったいどうなったのだろうか。生か、死か。ガストン・グレディオラスは急いで礼拝堂を抜けた。  礼拝堂の目前で倒れているのは、ヴィンセントとセシルだ。真っ白な皮が特徴的な白樺の木々に囲まれる中、二人はいた。それらの木々はまるで二人を優しく見守っているようにも見える。二人からは苦しみに悶えているような姿は見受けられない。端から見れば、安らかに眠っているようにさえも見えた。  彼らはもう、この世を去ってしまったのだろうか。魔女ティモシーは二人の命を引き替えにして過ちを許したというのだろうか。ガストンは息が詰まる思いで倒れている二人に駆け寄った。 「ヴィンセント、ヴィンセント! セシル?」  ぐったりと横たわるヴィンセントの肩を揺らせば、低い呻り声が薄い唇から漏れた。どうやら魔女はそこまで冷酷ではなかったらしい。少なくともヴィンセントは生きている。その事実に、ガストンはほっと息をついた。  しかし、問題はセシルだ。彼の胸には短剣が深く突き刺さっていた。流石の魔女でも手遅れということだって有り得る。いくら魔女とはいえ、出血は致死量にも達している。彼を助けられない可能性が高い。

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