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手に入らない彼。

「……いやだ」 「セシル?」 「僕だけがいい。他の人にもこんなこと、やっちゃいやだっ!!」  そう思う自分はさぞや汚い心を持っているだろう。  独占欲に塗れた醜い自分に、きっとカールトン卿は呆れたかもしれない。  セシルの目には次から次へと涙が零れ落ちる。 「ああ、しないよ。君だけだ、セシル」  彼はセシルを宥めると、もう片方の突起もそっと吸い上げた。  セシルが俯けば、見えるのはツンと尖っている胸の突起だ。そこはカールトン卿の唾液でたっぷり濡れている。 「……ふ」  自分はいったいどうしてしまったんだろう。こうしてカールトン卿に愛撫されて恥ずかしいのに、女性のように扱われて嬉しいと思っている。  セシルの腰がベッドの上で浮き沈みを繰り返す。そのたびに、ベッドのスプリングが跳ね、軋みを上げる。  胸の突起や陰茎を弄られ、セシルのあらゆる箇所に口づけられる行為はもちろん、ベッドの軋む音も自分の嬌声も――カールトン卿からもたらされる何もかもがセシルを煽っていく。 「……あっ!」  こうしている間にも、セシルの一物を弄るその手は強弱をつけて扱く。いくらかセシルの陰茎を布地から弄んでいると、下着の中に忍ばせた。  カールトン卿のひんやりとした手の感触が熱を帯びているセシルの陰茎に直接触れる。  力強い手が強弱をつけてセシルの一物を扱く。そうなればよりいっそうカールトン卿を感じてしまう。 「出る! 出ちゃう! ヴィンセント、ヴィンセント!!」  痺れを伴う熱がセシルの全身を駆け巡る。このままでは粗相を漏らしてしまう。  セシルは腰を揺らし、いやいやを繰り返す。必死になってカールトン卿に訴えた。

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