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第130話
あれからしばらくの時がたった
今日俺たちは卒業式だ。
俺は卒業後母も卒業した大学へ行くことになっていて勿論やっくんも同じところだ。
将来はあの神社を受け継ぎ守らないとならないから。
卒業式後いろんなやつに呼び出された。
すべて告白だったがみんな思い出づくりのようなもの。俺がやっくん以外に靡かないのも知っているから。
そういえば…やっくんは教室で待っていると言っていたが…無事だろうか?
やっくんは本人は無自覚もしれないけどそこら辺の女よりキレイな顔をしている。人当たりも柔らかくていつも微笑みを絶やさなくて誰にでも優しい。
やっくんのいいところだけど俺の心配のタネでもある。
最後の人に断りを入れる頃にはもう卒業生はほとんどいなくなっていて急いで教室へ向かった
教室に近づくに連れ大きな音が響いてきた
「やめてっ!!やだっ!」
この声は幾度も聞いてきているやっくんの最中の声。
でもいつもと違うのはその叫び声が甘いだけではないということ
「やっくん!!」
やっくんは数人の在校生に捉えられ激しく揺さぶられていた
「零真っ!んん!!やだぁ!助けてっ!!」
すっと心が冷えてきた。
あぁ。また…これか…多分一生やっくんは俺だけのものにはならない。わかっていたけれどなんだか複雑だ
「やばい…東條先輩だっ!いくぞっ!」
「そんな顔すんなら始めから俺のもんに手を出さないでくれるかな?君たち。」
「ひっ!」
転移の陣を発動させやっちゃんを屋敷へ飛ばした
「えっ!?!?」
人が見ている場所では使ったことのない術だから驚いている。その顔はまぁ面白い
「君たちも同じように消えたい?どこにでも飛ばしてあげられるけど?」
「すいませんっ!すいませんっ!」
青褪めながら男たちは謝罪を繰り返すけれどそんなの心には響かない。
「やっくんが受けた傷。俺が君たちにもつけてあげる。傷になるかな?俺うまいからなぁ…まぁいいや。」
彼らを術で縛りあげ一人ずつ犯していく。
始めは恐怖に怯えていたはずのこいつらだけれど次第に甘い声を上げ始める。
普通の男には戻れないよう全員を調教し裸でドロドロに汚れた奴らを置いたまま帰宅した。
俺は一度もイケなかった。つまらない…家に帰って早くやっくんを抱きたい
転移してやっくんのいるはずの部屋に直行する
「零真…」
涙に濡れたやっくんが目を真っ赤にさせ俺を呼んだ。やっぱりこの顔…いいな…
「どう?久し振りの他のやつの美味しかった?」
「いや…っ…だった…」
「へぇ…それにしては何度も達したようだったけど?」
「ごめんなさい…零真…捨てないで…」
「どうしようかなぁ」
「やだっ!やだっ!」
「じゃあさ。俺をその気にさせてよ。俺見てるから。できるよね?社」
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