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第12話
そうだよね…カナメはこれからも多くの人と体を重ねていく…
それが南の者のすべきことだから。
カナメはいつか家庭を持ちその命がつきるまで…俺とは主従関係以外の何物も持つことはない…
カナメとのことは…シンさん始め四軸の者、あるいはそれ以上の者と交わるための準備でしかなく…今後はカナメと交わることは無いに等しい…
カナメが気紛れに俺を抱きたいと言えば…あるいは…
「ミヤビ様。誠に申し訳ございません」
目の前に土下座をするカナメの隣でヘラヘラ笑いながら横に立つサコンさんの表情は…やっぱり…苦手だ
「ごめんねぇ。みやびちゃん。なんなら君もこれから俺に抱かれる?お詫びに気持ち良くしちゃうけど」
「サコン様!水に沈めて差し上げましょうか…」
「カナメ。顔顔。怖いって美人が台無し」
「あなたは多少自重なさってください」
「えぇ?カナメだって楽しんだじゃない」
ズキリと胸が痛む
「いいよ。それがサコンさんの能力だもんね。俺はこれから北へ戻って学校行かないと。ごめんね。サコンさん。先に送ってくれる?」
「え!!みやびちゃん大丈夫なの?体」
「あぁ。少しダルいくらいで普通に動けるから大丈夫」
「わかったぁ。俺に抱かれたくなったらいつでも来てね」
「それは儀式以外では考えられませんのでご遠慮しておきます」
「えぇ…冷たい」
「シンさん。戻るよ」
「わかった」
自宅へ戻るとまだ時間がある。風呂の準備をしてゆっくりすることにした
「ミヤビ。風呂沸いたぞ」
「はいはぁい」
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