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第65話

カナメに抱かれるときいつも以上に感情が高ぶった これも覚醒した故のことなのだろうか… 愛しさが増し何度も求めた いつしか意識が離れ起きた時にはもうカナメはいなかった 重い体を起こし広間へ向かう。 「おう。起きたのか。」 「おはようございます。雷さま」 「さて…ミヤビ」 「はい」 「覚醒したわけだが…お前は最高位の妖力だった。そこで暴走しないためカナメに楔を打ち付けてもらったのだが…念のためこれを常に身につけていろ」 翡翠の勾玉がキラリとこちらを伺っているような気がした それを首から下げライ様よりいくつか教えを乞い屋敷へ戻ることとなった 「ミヤビ」 「カナメ」 「話は終わったみたいだな」 「もう戻ったのかと思った」 「寂しかった?」 「ばぁか!!んなことないよ…」 「あっそ…」 「…うそ…ちょっと寂しかった」 「ははっ!可愛いなぁ…もう!」 「撫でるなよ!」 カナメの陣で屋敷へ戻る シンさんが待っていた

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