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第66話
「おかえり。ミヤビ。覚醒したんだってな」
「うん。お陰さまで」
「そうか」
「ん?蒼さんと紅さん戻った?」
「おー。よくわかったな」
「おかえりなさいませ。ミヤビ様」
「蒼さん紅さんもおかえりなさい。体大丈夫?」
「はい。」
「ミヤビ様。カナメ様。
お疲れのところ申し訳ございません。我々の部屋にきていただけますか?」
「わかった」
カナメと並びついていく
「例の件ですが」
「うん。」
「私にあの血がありました。ですから…あの儀式をさせていただかねばなりませんが…お心はよろしいでしょうか」
カナメとみつめあう
「わかった」
「次の新月。子の刻より始めねばなりません。その際、蒼も同席させていただかなければならないのですが…」
「カナメは?」
「カナメ様は…席を外されていた方が良いかと思います」
「了解した」
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