これは…相当…強い…しかし… 「皆ちょっと待って」 既に皆本来の姿に戻っていて攻撃体制に入っていた 「あははっ。ミヤビちゃん。さすが…」 「何でこんなこと…早くその子解放して。サコンさん」 「え…サコン様」 変化を解いたサコンさんはいつもの顔で笑った。 「もう…みんな…これくらいのこと見抜けないなんてダメじゃん。俺みたいなやつらがこれからもわんさかやって来るよ？」 「その子は…」 「あぁ。今日貰い受けた子だからすぐに気がつくよ…ほらね。おはよう。ルリちゃん」 小さな可愛らしい男の子がそこにはいた 「初めまして…ルリです…」 「サコン様…どういうことです？」 「あれ？ミネに伝えてなかった？ごめんごめん。ルリちゃんだよ。ミネ…お前でさえ気付かないってどういうこと？」 「…申し訳ございません。」 「まっ。ミヤビちゃんの覚醒は本物だってことわかったからいいや。んじゃね」 嵐のように去っていったサコンさんを見送り教室へ戻った。