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第85話
紅side
「桜緋…お前はここで大人しく待っていてくれる?私はお仕事に行ってくるから。ね?」
「わかりました…」
「うん…良い子」
ミヤビ様とシン様がカナメ様宅に向かったのはわかっていたがまさかそこまで大事になっているとは…
「蒼!行くよ」
「おお」
カナメ様宅の玄関の奥から凄まじい妖気が漏れ出してきていた
「シン様!!」
「来たか。お前たち」
「状況は」
「あまり良くはない。残りのものたちが揃い次第乗り込む」
「しかし…」
「相手の力は計り知れない…全員が揃わなければ無駄死にするものがでてしまうやもしれぬ」
「わかりました…」
その後皆が揃い足を踏み入れた。たどり着いた場所はあまりの光景で思わず立ち尽くす
そこに横たわる翠玉さまとカナメさまがあまりにも昔の私たちのようで息がつまる。
それがわかったのか蒼が手を握ってくれると冷静になれた
さて…始めようか…
1人また1人と薙ぎ倒してく行く
各々は大した力ではないがキリがない。さすがに体力自慢の私たちも疲れが見え始めた
その時強い光が辺りを包むと空間の歪みは消え劉以外はみな倒れた
何事か…誰の力なのだろう…
でも…この力…覚えがある…
「まさか…」
「ミヤビ様…ご無事ですか?」
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