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第98話

結局翠玉さんを送り出すことはしなかった 蒼さんと紅さんには申し訳ないが… 「ミヤビ様。私が参ります」 「だめ…だめです…」 「でも…」 そんなやり取りはもう何度目だろう。 3人が連れていかれてもう随分と時が過ぎ俺たちは学年が上がっていた 後3ヶ月で卒業だ この間も妖ものたちはやって来てはいたがそれぞれ封じ今はもう随分と数が少なくなっていた

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