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第100話

珍しい時期にやって来た転校生に注目が集まった 桜緋は転入試験も皆が驚くほどの成績で入ってきたので直ぐに有名になってしまった 人と過ごすのはほぼ初めてなのにあっという間に受け入れられたと同学年にいるトウノさんから聞いた 窓の外を見ると外では体育が行われている。直ぐに目に止まった誰よりも目立つ人。 「桜緋…すごいな…」 皆の中心に桜緋はいてまだ少しのあどけなさを残した笑顔で楽しそうに過ごしていた その時空気が変わる。…来た…3年になり同じクラスになったカナメとミネさんに目配せする。 先程まで笑顔で走り回っていた桜緋もこちらを見遣る そして桜緋は頷くと時を止めた。 俺たち以外の時が止まる。他の人間たちが傷つかないよう桜緋が陣を張った。 それからはほぼ桜緋が一人で片付けた。 凄い…本当に…桜緋の能力は高い… 「ミヤビ様!大丈夫ですか?」 「こちらには何も来なかったからね。桜緋ありがとう」 その後は残骸、雑念たちを封印し元の時間に戻した 放課後。 カナメと二人で帰ることにした 俺のわがまま。久しぶりにカナメと二人きりになりたかった 翠玉さんは今日は出張で帰らないらしいカナメの家。 明日から受験勉強のため俺たちは卒業式まで休みになる。 「カナメ…もう俺我慢できそうにない…」 久しぶりのカナメの素肌の温もり。カナメから与えられる快楽に身を委ねた 「カナメ…好き…」 「俺も好きだよ…離したくない…」 カナメはあれから暫く落ち込んで俺との別れも考えていた。 俺はカナメに素直な気持ちを伝え続けた。 気持ちがもう一度通じた時は嬉しかった。 獣のように朝まで抱き合った

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