9 / 12

第9話

マ、マズい…! もう5時なのに…! 会議の後、外回りに行った瀬尾が… 帰ってこない…! マズいって! あと7時間しかないんだけど! ───と、焦り始めたその時 ピロロンッとスマホが鳴った。 見ると 瀬尾からで… “6時頃 戻る。メシ行く?” とのメッセージ。 おお!忘れてなかった! さすが、瀬尾! とりあえず会えればいい! OKの返事をして、手につかなかった仕事を片付けるべくパソコンを起動した。 ☆☆☆ 『美味かったな~』 『う、うん…美味しかった!』 無事、晩ごはん終了。 問題は、これからどうするか… 出来たら瀬尾んちに行きたいところだけど いきなり「家、行っていい?」 なんて言ったら変だよなぁ… かと言ってホテル…///なんて ハードル高すぎるし…! うわーん! どうしよう……!! ぐるぐる、ぐるぐる悩んでいると… 瀬尾が立ち止まって俺の顔を覗きこんできた。 『十色…ウチ来ない?』 『……え?(ウチ)って…せ、瀬尾んち!?』 『うん。なんつーか……お前今日 変だろ? 急にメシとか言い出すし…悩みあんなら聞くよ?』 ………ほ、ほぇぇ////!? なにこの急展開っっ!!! 『マ、マジで?いいのっ///??』 『おう』 『い、行くっ!行きますっ!』 『ん。じゃあ酒買ってこうか』 『うんっ!』 や、やったーっっ!! まさかの瀬尾からのお誘い!! 神様ありがとーっっ! よっしゃ! 流れは俺にあるっ! 酒ガンガン飲ませて いい感じに酔わせて 一気に押し倒してヤるぜっ! あ、違った!ヤられてやるぜっ!

ともだちにシェアしよう!