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第9話
マ、マズい…!
もう5時なのに…!
会議の後、外回りに行った瀬尾が…
帰ってこない…!
マズいって!
あと7時間しかないんだけど!
───と、焦り始めたその時
ピロロンッとスマホが鳴った。
見ると 瀬尾からで…
“6時頃 戻る。メシ行く?”
とのメッセージ。
おお!忘れてなかった!
さすが、瀬尾!
とりあえず会えればいい!
OKの返事をして、手につかなかった仕事を片付けるべくパソコンを起動した。
☆☆☆
『美味かったな~』
『う、うん…美味しかった!』
無事、晩ごはん終了。
問題は、これからどうするか…
出来たら瀬尾んちに行きたいところだけど
いきなり「家、行っていい?」
なんて言ったら変だよなぁ…
かと言ってホテル…///なんて
ハードル高すぎるし…!
うわーん!
どうしよう……!!
ぐるぐる、ぐるぐる悩んでいると…
瀬尾が立ち止まって俺の顔を覗きこんできた。
『十色…ウチ来ない?』
『……え?家 って…せ、瀬尾んち!?』
『うん。なんつーか……お前今日 変だろ?
急にメシとか言い出すし…悩みあんなら聞くよ?』
………ほ、ほぇぇ////!?
なにこの急展開っっ!!!
『マ、マジで?いいのっ///??』
『おう』
『い、行くっ!行きますっ!』
『ん。じゃあ酒買ってこうか』
『うんっ!』
や、やったーっっ!!
まさかの瀬尾からのお誘い!!
神様ありがとーっっ!
よっしゃ!
流れは俺にあるっ!
酒ガンガン飲ませて いい感じに酔わせて
一気に押し倒してヤるぜっ!
あ、違った!ヤられてやるぜっ!
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