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※第150話
「おねが……い……もう……やめ」
佑月は太腿を擦り合わせる。もう痛いほどに、佑月の欲望には火が燃え盛っている。
スラックスの前立てが窮屈で、佑月はどうにかしたくてそこへ手を伸ばそうとする。だがその度に須藤に邪魔をされて、解き放てずにいた。
「くるし……須藤さ……ん」
「触ってほしいか?」
待ち望んだ問い。佑月は目を潤ませて、コクコクと頷いた。形振りなど構っていられない。これ以上放って置かれることの方が辛い。
見つめる先の須藤の目が欲情に染まっている。漆黒の中に、佑月だけを映す熱い焔。須藤は佑月に軽くキスをすると、すぐに下着ごとスラックスを脱がしていった。熱い欲望は勢いよく飛び出し、フルリと震えて、須藤の視線を釘付けにしていた。
「そん……なに、見ないで……」
恥ずかしがる佑月を余所に、須藤は佑月のシンボルに手を伸ばし、亀頭を親指で撫でていく。胸への愛撫もあって、そこは直ぐに蜜が溢れてきた。それを塗りこめるように亀頭をグリグリとされ、佑月の腹筋は快感を表すように波立っていた。
「あ……ん……」
風呂の時と違うのは、やはり好きな人の手で触れられると、比べ物にならない程に気持ちいいと言う
ことだ。佑月の腰が無意識に揺らめき、それが須藤の欲情を更に煽っているなど本人は露知らず。
黒のシーツに映える白い裸体。この美しさと艶めかしさ、絶対に誰にも見せたくない須藤だけの宝だと感じさせる。それは佑月の魔性の魅力とも言えた。
「あ、うそ! 須藤さんっ」
性器が突然温かな粘膜に覆われる感触に、佑月は驚いて上半身を起こした。須藤が男のモノを口に含むなど、視界に収めていても信じられない光景だった。
佑月は必死に須藤の肩を叩いたりして、やめさせようとするが、須藤は離す気配が全くない。それどころか、須藤は佑月の欲望を奥まで咥え込み、しかも喉奥で締めたりとしてくる。経験したことのない快楽を、味わわせられることになった。
「あぁ……やぁ……」
「やっと触れられるんだ。隅々まで触れるぞ」
そう言って須藤は再び佑月の茂みに顔を埋めた。須藤の想いに佑月の胸は痛くなったり、熱くなったりと忙しないが、須藤のことが本当に好きだと深く実感した。
「あ……そんなにしたら……出る」
宝珠も柔く揉みこみながら、須藤の舌は佑月の感じる部分ばかり這い回る。
「もう出そう……離してください……っ」
思いっきり吸引された時には、我慢など出来ずに須藤の咥内へと吐精していた。
「ご、ごめんなさい! 今すぐ吐き出してください」
佑月は急いでナイトテーブルから、ティッシュを取ろうとした。だけど須藤は佑月の手首を掴んで阻止をし、しかも口に含んだものをそのまま嚥下してしまう。
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