151 / 198
※第151話
「の……飲んだ?」
信じられず佑月は唖然とするが、須藤は当然といった顔で、佑月の背中に腕を回すと、そのままゆっくりベッドへと倒していった。
「こんな事で驚いてたら、後がもたんぞ」
「え……?」
須藤が少し嫌な笑みを見せながら、佑月の両膝を持つと大きく割り開いた。須藤の目の前に全てをさらけ出す格好。しかも部屋の電気は煌々と点いている。
「ちょ、ちょっと」
股間を手で覆うとする佑月の手は直ぐに須藤に遮られた。須藤は直ぐに佑月の白濁に塗れたペニスを口に含んで綺麗にすると、次に宝珠を丁寧に舐めていく。
「す……どうさん」
「気持ち悪いか? 嫌なら遠慮なく言え」
「い……いいえ……ただ」
須藤の舌は秘められた蕾から宝珠のラインを何度も行き来する。ゾクゾクと身体は震えながらも、もどかしさが勝っていっているような、妙な気がする。
「ただ?」
須藤の舌がついに蕾の表面を掠めていった。それだけで佑月の全身が期待をするように悦び、後孔がひくつくのを感じた。
「なんか……俺の身体が……おかしいです。どうにかしてください……」
羞恥で頬を赤く染めながらも、佑月は自分の身体が須藤を強く求めているのが分かった。だから目の前の好きな男に救いを求めるしかなかった。
須藤がゆっくりと上半身を起こし、唇を佑月の耳元まで寄せてくる。そして美声を耳朶に響かせた。
「あぁ、直ぐにどうにかしてやる」
そう言った須藤は佑月の唇に軽いキスをすると、直ぐに佑月の下腹部へと戻っていく。
「ひゃ……あ」
固く閉じた蕾を舐めると、ぬるりと須藤の舌が襞を広げて中へ入ってくる。佑月は驚きと戸惑いと羞恥とで、上半身をまた起こした。
「そ、そんな所……舐めるなんて……ダメです! 汚いのに……」
涙目になる佑月に須藤は顔を上げて、人差し指をゆっくりと小さな孔へと埋め込んでいく。
「ん……」
「お前に汚いところなんてない。ほら、全身の力を抜くんだ」
「は、はい」
出来るだけ力が抜けるように、息をゆっくりと吐き出す。後孔を解さないと入らないのは分かるがと、佑月はチラリと須藤に視線を向けた。
まだ須藤はジャケットとネクタイだけを解いた姿だ。だがその下腹部は、スラックスの前立てを押し上げたものが、かなり大きいものだと主張している。何度か見たことがある須藤の男性器は、とても大きい。佑月からすれば規格外だ。だから余計に不安になってくる。
あんな巨根が、排泄を目的とした器官へと無理やり挿れて大丈夫なのか。ちゃんと勉強しておけば良かったと思ったが、今更であるし、何より須藤に任せた方が安全に決まっていた。それにずっと身体は須藤を欲している。今の佑月は未経験だが、身体は経験済みで須藤を知っている。おかしな感覚だが、後ろが熱くなって来て、須藤の指だけでは足りないと訴えてきているのは事実だった。
「もう三本咥えてる。あともう少しだ」
「うん……あっ!」
先ほどまでは解すことに専念していた須藤の指は、今度は佑月を快楽に導く指へと変わっていった。
ともだちにシェアしよう!