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第3話
「どうすりゃいいんだ…」
ベッドですぅすぅと小さな寝息をたてて眠る悪魔?を見下ろしてつぶやいた。
なんか、そういう研究所?
いや、普通に警察か?
でも、そんなところに渡したらこいつの未来が悲惨なものになるのは間違いがない。
勝手な想像だけど、変な薬を入れられたり、しっぽを切られたり、死んでからも解剖とかされるんじゃないだろうか。
すでにこんなにぼろぼろなこいつをこれ以上辛い目にあわせるのは、少しかわいそうだと思った。
包帯を巻いて簡単にけがの処置をしてやり、ゆっくりと布団をかぶせた。
よっぽど疲れているのか、全く起きる気配はない。
普通の子とまったく変わらない寝顔が、なぜだか悲しかった。
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