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第38話

 昨夜のアレは、いったい何だったのだろう・・・ 僕はおかしくなった。 友田さんの裸を見たからかな・・・・? 小学生の時、水泳の授業とか修学旅行でのお風呂なんかで同性の裸は見てるのに、何も感じた事は無い。まあ、子供だったんだけど・・・ 友田さんは一歳年上なだけなのに、僕よりは遥かに大人だった。 引き締まった体が綺麗で・・・触ってみたい。 触れあって安心したいのとは違う、何か。 昨夜のあの行為が、僕の願望? 独りで悶々と考えていると、やがて電車は乗り換えの駅に着き、僕はバスのロータリーへ向かった。 ここは、友田さんの地元で、この先の商店街に友田さんの実家の花屋がある。 そう考えると、余計に意識してしまう。 しばらくはバイトの邪魔をしない為、出会うつもりはなかったのに、顔を思い出しただけでドキドキしてくる。 あんなにくっついてベッドで寝ていたってのに、どうして今頃こんなにドキドキするんだろう。僕なんて、すっかり裸を晒してるってのに・・・ 友田さんは、僕の裸なんて見飽きてしまったかな? きっともう、触りたいなんて思わなくなったんだ。........きっとそうなんだ。

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