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第4話 媚薬

「ここが国王陛下の寝室です。   お入り下さい」 アダムは案内すると直ぐ出て行った。 何もする事がなかったので、ベッドに 座っているとライアンが来た。 「お前が花嫁になるかどうか、決められ  ないなら私が決めさせる」 「な、何をする」 急に距離を詰めてきたので後退ったが 壁に当たり、腕を摘まれてベッドに 押し倒された。 「い、いや。やめろっ」 「やめない。お前の肌は綺麗だ。  手に吸い付いてくる。あぁ、そうだ  あれを使おう」 ベッドから離れて、何か瓶のような ものを取り出してきた。 「いや、あっ」 その瓶の中から液体を乳首に塗って いった。 「これは、我が家に受け継がれている  媚薬だ。(じき)に効いてくるだろう」 「び、やく」 ルークは媚薬という単語を知らなかった。 思春期からずっと兵士をしているので 同年代と性の話をすることがなかったのだ。

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