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続・ひつじがいっぴき。 ⑦
大きな手が僕のを包んで先端をなぞる。
そうされると、いっそう僕自身が頭をもたげていくわけで……。
それにもう一方の指はまだ乳首にあって、摘まんだりこね回したりを繰り返している。
――これって......。
ものすごく気持ちいい。
ああ、でもコレにゆだねたらいけない。
近くにいる新さんにハレンチな夢を見ているって知られてしまう。
僕は唇を引き結び、おかしな声を出すまいと必死にガマンする。
それなのに……。
僕が一生懸命我慢しているっていうのに、僕の夢ってば、ひどい。
僕のを弄っている指が、いっそう強く感じる後ろに忍び込み、爪を立てて擦ってくる。
――だめっ。
ヘンな声、出るっ!!
それでもなんとか唇を引き結ぶ。
指は相変わらず僕の後ろをカリカリと擦っているかと思ったら、手の中にすっぽりと包まれ、根本から先端へ。そして先端から根本へと、強弱をつけながら扱かれ続ける。
……今日の夢は、いつもよりすごい。
いつもなら、パジャマを着たままなのに、今日は下半身が裸なんだ。
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