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続・ひつじがいっぴき。 ⑧
いったい僕は夢の中の僕をどうしたいんだろう。
自分のことなのに、自分がしたいことがわからないなんて......。
ドキドキしながら我慢していると――。
ふいに生あたたかい何かが僕をすっぽりと包み込んだ。
「……っ!」
息が止まる。
自分の身に何が起きているの?
うろたえていると、滑った何かが、反り上がっている僕の形をなぞるようにして、這い回った。
これって!!
まさか咥えられてる!?
そう思った時だった。
「あっ、ああっ!!」
とうとう声は、僕の口から飛び出してしまった。
しかもその声、本当に僕の声!? っていうくらい、ものすごく甘い声だ。
マズい!
新さんに聞かれたかもしれない!!
焦った僕は閉じたまぶたを開けた。
すっかり夜の闇に慣れてしまった目を凝らし、下半身に向けると......。
――えっ? なんで!?
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