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続・ひつじがいっぴき。 ⑨

 僕は自分の置かれている状況が理解できなかった。  僕はてっきり新さんとセックスしたいっていう願望を抱いているって思ったんだ。  それなのに、セックスは夢でも願望でもなくって――。  つまり、僕の下半身を咥えている新さんが現実にいたんだ。 「あっ、うそっ!? あらたさっ!!」  ズクンッ。  僕自身を咥えている新さんの姿を見た僕は、下腹部に熱を持つのがわかった。  僕の下半身は大きく震えて、溜まっていた欲望が外に向かって一気に弾ける。 「あっ、ああっ!!」  僕は新さんの口の中に勢いよく吐精してしまったんだ。  ……ゴクン。  えっ? ちょっと待って。  新さんから何かを飲み込む音が聞こえなかった?  ゴクンって......えっ!?  ちょっと待って! まさか!!  新さん、飲んだの?  僕のを!? 「やっ、な、んで......。あらたさ......」  新さんが僕のを咥えて――。  吐精したのを飲んだ......? 「うそっ!?」  この状況が信じられない。

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