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第82話
「じゃあアヤもちーくんって呼ぶぅ」
「じゃあアミもー」
「えへへ、じゃあ俺もアヤちゃんアミちゃんって呼ぶねぇ。」
アキくんがとても楽しそうに話すから妹さんたちも釣られたらしく、ハンバーグに夢中だった手は止まり、キラキラと輝かしい目でこちらを見ていた。
アヤちゃんはとっても活発で元気に笑う娘で、全力の笑顔がかわいい。大きくてくりくりした目も特徴的で、将来は皆に愛される娘になると思う。
アミちゃんは少し大人しめだけど、おっとりとした雰囲気が癒される。周りの空気を和ませてくれるような娘になるんだろうなぁ。
「アヤとアミ、これでも双子なんだよ〜。見た目は割とそっくりだけど、中身は違うから面白いよね、」
「あ、やっぱり双子なんだ?それぞれ違う可愛さがあって、なんかイイね。」
「ちーくんて子供好きなんだぁ!顔デレデレしてる〜」
アヤちゃんにもアミちゃんにも“カッコイイお兄ちゃん”として接して貰えて、思わず顔が緩んでしまっていたらしい。
兄弟ってこんな感じなんだぁ、いいな、家族って。
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