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第85話

 「え?え?隆明さん、何するの?」  「大丈夫、気持ちいいことしかしないから。」  「や、何が大丈夫なのか全然わかんない…」  乱暴に服を脱がされ、脱いだ服はポイポイと床に投げていく。  あぁ、それは隆明さんが買ってくれた少しお高めのアウターなのに……あのニットは去年の誕生日に自分へのプレゼントで買ったお気に入りのやつ……そんなに乱暴にしないで……  「太一くん、考え事してる暇はないからね。」  「た、隆明さん…なんか今日、スゴイですね……」  投げられていく服を見ながらそんなことを考えていたら、既に勃っている隆明さんのモノを手に押し付けられた。ただ真っ裸のまま横たわってるだけで、俺はまだ何にもしてない。  ほんとに俺、何をされるんだ……  「太一くんが今日、新しい快感を覚えるまでは、俺のは入れてあげないよ。」  「え…?シないんですか……?」  「すぐ煽る。本当に太一くんは酔うと小悪魔になるね。キチンと覚えられたらシてあげる。」  「覚える、って……えぇ…」  酔ってるのもあるけど、隆明さんのモノを触ってから、確かに奥底が疼くのを感じていた。早くソコを触って欲しいし、隆明さんのが欲しいと思ってたのに……。

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