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第86話
「あんっ、隆明さん、きもちぃ…」
「これくらいかな。」
「んぇ…?あっ、ヤダ、何これぇ…」
事務的に舌を這わされ、俺のは呆気なく勃ってしまった。気持ち良さに目を閉じていると、根元に冷たい何かが当たり、目をやった。
「これはコックリングだよ。ドライでイッて悶える姿も良いけど、それはまた今度ね。」
「やだぁ、隆明さん、痛いよ…」
「痛くはないだろう?出せないだけで、すぐに良くなるよ。さ、足を開いて、指を入れるよ。」
「あっ、んんぅ…」
日頃、時間を掛けてゆっくり解されていたからすぐに指が入ってしまった。根元を締められたまま、中の膨らんだところを入念につつかれる。
「っあ、やぁ…気持ちイイっ、んん、あっ、あぁんっ……」
「腰振って誘ってるの?我慢できなくなるよ…、」
「やぁん、たかあきさ、んんぅ…ひぁっ、ヤダぁ…イッちゃう、もうイッちゃうっ、これ取ってぇ、」
中を擦られながら、裏筋を根元から先に向かって撫でられ続け、終いには尖端に爪を立てられる。軽い痛みすらも快感に変わっていき、早く熱を解放してしまいたかったが、それを根元のリングに堰き止められた。
「ふふ、そろそろだね。太一くん、ちょっと苦しいかも知れないけど、頑張ってね。」
「っんん、あっ…はやく、はやく取ってぇ……」
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