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Shocking

そして翌日浅倉の言っていたバイトが津井に始まる。 昼前に迎えに来てもらってバイト先まで案内してくれるらしい。 「あの、バイトって……」 「はい、飲食店のバイトです。 12時から3時、週3でお願いできますか?」 「え、いや、ちょっと待ってください。 飲食店?無理です‼接客業なんて!!」 冗談じゃない。 接客なんてコミュ障の自分がやれるわけがない。 「大丈夫です。 皿洗いとか裏方の仕事なので。」 「………」 それならまぁできないことはないか? 嫌ではあるが毎日何もしないのもなんだし仕方ない。 「て言うかその前に僕面接とか何も受けてないんですけどなんで全部決まってるんですか?」 はい、スルーしようかと思いましたがやはり気になります。 「ああそれは………天帝がどうとでもして下さいます。」 「………そうですか。」 若干聞かなければ良かったかと後悔する。 なんと言うか、職権乱用と言うか…… そして家から徒歩で約15分。 一軒のファミレスへやってきた。 「では、私はここで…… 頑張ってくださいね颯真君。」 そう言って浅倉は去って行った。 一人置いてかれた颯真は少々心細くなるも、ここまで来てしまったからには仕方ないと勇気を振り絞って中へと入っていった。 そこで一人の従業員を見つけ話しかける。 「あ、あの、今日からこちらでバイトさせて頂くことになりました、時川颯真ですけど……その……」 「ああ、君がそうか。 ちょっと待ってね、店長呼んでくる。」 従業員の男性は店長を呼びに行ってしまい一人残された。 「あれ、颯真君?」 すると後ろから聞き覚えのある声がした。

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