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Shocking ー2ー

「あれ、颯真君?」 「笠原さん?」 なんとそこにいたのはウエイター姿の笠原だ。 「びっくりした。 颯真君がいるなんて。」 「えっと、今日からバイトで………」 「そうなの?俺もここでバイトしてるんだ。 へぇ~嬉しいな颯真君と働けるなんて‼」 本当に嬉しいと言うような表情で彼は笑った。 それにしてもこの人はもともとイケメンだけれど、制服姿と普段は無造作に下ろしてる前髪を綺麗に整えられてますますイケメンになっている。 するとそこに中年男性がやって来た。 「あ、店長。」 笠原がそう呼んだ為この人が店長なのだと理解できた。 「時川君、早速君には裏に行って仕事してもらうよ。 おいで。」 「はい、笠原さん、じゃあまた………」 「うん、頑張ってね。」 笠原と別れて裏へと行き早速仕事の内容を伝えられ皿洗いに取り掛かった。 隣にいる水崎桜と言う20代前半くらいの女性に 教えられながら何とか初日のバイトが終わった。 「お疲れ時川君。」 「はい、ありがとうございました水崎さん。」 彼女は颯真に対して弟のように接してくれて丁寧にいろいろと教えてくれた。 するとそこへ笠原がやって来て様子を聞いてきた。 「どう?大丈夫そう?」 「はい、何とか……」 「そっか、何かあったら遠慮なく言ってね。」 「はい………」 この人は何かと気にかけてくれる。 バイト中もたまにこの人の視線を感じてた。 初めてということもあり大分心配だったようだ。

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