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Shocking ー8ー
心の目を閉じた所で仕事に取り掛かるが
この日の仕事はまた少し面倒だった
「天使だか何だかしんねぇけど失せろ!!
俺がどうしようがてめぇらには関係ねぇ」
この敵対心剥き出しの若い男
見るからにチャラチャラしていて
怨念に満ち溢れている
この人はつるんでいた複数の男仲間に
女性関係の事で殺された
彼の言い分によればそのつるんでいた友達の彼女が別れてこの男と付き合っていたが
元カレのその友達はこの男が奪っただ、裏切っただ言って他の仲間にも暴行され山に埋められたそう
「あの野郎彼女に捨てられた癖に
俺が取ったとかふざけんなよ!!
ぜってー許さねぇ
あいつだけのうのうと生きてるなんて
俺は絶対現世 に留まってやる
あいつが死ぬまでな」
彼の怨念は凄まじく我々の言葉など一切聞き入れはしない
「ふぅ~参りましたね
これはちょっと厳しそうだ」
あの浅倉でさえ嫌な顔をしている
相当面倒な相手らしい
「中本さん、どうか私の言うことを聞いていただけませんか?
ここにいても貴方は苦しむだけですよ
私は貴方のような方を沢山見てきました
皆酷いものです
何処にも行けずさ迷い続ける
天へ行くなら今の内です
きっと後悔しますよ」
「別にそれで構わねぇよ
どうせ俺は元から腐った人間なんだから
今更変わらねぇよ」
そう言って彼の目は鬼のように血走って
浅倉の言葉を全く受け付けず
そして一度現れた光は徐々に消え失せ
颯真達は元の場所へと引き戻された
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