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Co-worker -2-

突然のキスに颯真は思考が停止し 固まって動けなくなる そこに如月が古賀を颯真から離す 「こらこら蓮!!またお前はそんなことを すまない大丈夫か?」 「あ、え……えっ…と………」 「すみません颯真君 言い忘れてました 彼は気に入った者にキスをしたがる キス魔なんですよ」 いいなと思った相手にやたらとキスをしてくるらしい と言うかファーストキスを会って間もない青年に奪われた しかも男に 未だ戸惑いを隠せない颯真に如月が古賀に謝りなさいと 謝罪を促す 「ごめん、だって颯真君可愛いからつい」 あまり悪いと思って無いようでついキスしちゃったと 首を傾げる姿がなんとも可愛らしいのだが 颯真にとっては可愛いもくそもない 取りあえず挨拶を済ませたところで食事をしようと 片桐の強い要望で昼間から居酒屋へ行くこととなったが 颯真は今のでどっと疲れてしまった 「直孝、やはり蓮を連れてくるべきではなかったか?」 颯真の様子を見て如月は浅倉にそう聞いてくる 「ははっ、確かにあの子は人が苦手ではありますからね ですが蓮君が一番颯真君を分かってあげられると思うんですよ」 「そうか、お前がそう言うのならそうなのだろう」 如月は浅倉のことは高く買っている その為よほどのことではないと特に反論することはない それだけ信頼をしている そして一行は居酒屋へと入って行く

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