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第166話 R18

あまりの激しいキスに首を振って逃げるミキを追いまた、絡め取るようなキスを仕掛ける。 「はぁはぁはぁ…伊織…やあああ…もう、嫌…伊織が欲しい…伊織の熱いのが…機械じゃあ、やだぁ…」 ブルブル震えブ-ンと音がする無機質なモノより俺の熱いモノを欲しがる姿に限界を通り越していた俺のモノが熱く滾る。 俺無しじゃあ居られなくしたい。 もっと欲しがってほしい。 「バイブより俺のモノの方が良いのか?」 グチャグチャ…ヌチャヌチャ…ブルブル… 「伊織のが良い。熱くって…大きい伊織の温もりを感じたい…だめ…中がムズムズす…るはぁはぁ…伊織ので…あん…早くぅ」 もう、だめだ。 「バイブ抜くぞ」 ブルブル震えるバイブを一気に抜き放り投げ床でブルブル震えている。 「やあああ…ひいっ…」 「ミキ、悪い。優しくしたいが俺も限界だ。一気に挿れるぞ。息を吐け」 締めるモノが無くなりヒクヒクして待っている後孔に一気にズブズブ…ズブズブ…ズゥン。 それと同時にミキのモノを握り締めていた手を離す。 「いやあああ…あうっ…うう…」 媚薬で敏感になってる後孔に一気に挿れた勢いで、ミキのモノからピュッと白濁が飛びダラダラと流れ出た 「逝っちまったか。少し辛くなるぞ」 ゆらゆら腰を動かし中の気持ち良さに、腰の動きがスピードを上げていく。 「はあ、気持ち良い。止まらない」 気持ち良さに止まらない腰と俺の想いもミキの体にぶつけていく。 「はぁはぁ今、ミキを抱いてるのは誰だ?」 パンバン…ガツガツ…… 「ひゃあ、んん…伊織…伊織…ぁあん…はふ」 「はぁはぁ…ミキ…ミキ」 「あう…伊織…はげし…まって…あん…や」 「あぁ…俺がどれだけミキを愛してるかミキと離れたら俺は俺じゃあ無くなる。ミキが俺の全てだ」 パンパンパン…グググッ…ガツガツ…パンパン… グチャグチャグチャ…グヂュグヂュ…ズブズブ… 激しくなり止まらない腰。 いつまでもこのまま居たいが限界がくる。 ミキも揺さぶられ腰を振っているが目が虚ろで、もう意識が半分飛んでいるようだ。 「ミキ、誰にも渡さない」 想いの丈を体に教え込むように腰を振る。 「ぁあああ…だめぇ…いくぅ…うっ」 ミキが逝った事で中が締め付け収縮し俺も堪らず 「締まる…だめだ…いっ…あぐぅ…うっ…うぐぅ…」 ドサッとミキの体に覆い被さりミキの顔を見て、最後に弱気と本音が思わず出た。 「はぁはぁはぁ…ミキ…別れるなんて、もう今後一切言うな。ミキを失うと思ったら…はぁはぁ…心臓が止まるかと思った…もう…はぁはぁ2度と聞きたく…無い…」 本当に失う所だったと考え、声が震えていたと思う。 虚ろな目で見て力の入らない手を伸ばし、俺の頬に手を当てる。 「はぁはぁ…伊織…もう…言わな…い……だから…泣かな…いで…。愛し…てる…」 バタッと頬から手が離れ、ミキは限界を越えて意識を無くした。 自分が泣いていたとは思わず、頬に手を当てると確かに涙が伝っていた。 別れるって言われたのが、自分で思ってるよりショックだったようだ。 ミキが俺の事を考え思ってした事でも……聞きたく無かった。 解ってる。 ミキは自分の事より相手の事を1番に考えるような奴だ、そう言うミキの優しさに癒されたりするし愛すべき所だ、だから見かけの美しさだけじゃなく人を魅了する。 今後もこんな事があるかも知れないが、もう俺の方がミキ無しでは居られない。 力を振り絞り最後に言ってくれた「愛してる」の言葉に、俺がどんなに嬉しいか解ってるのか? 「俺の方が何百倍も愛してる」 涙は止まっていた、明日、顔を合わせるのが少し気恥ずかしいが、ミキは意識が虚ろだったから覚えて無いかも知れない。 涙なんて何十年も流して無い。 この俺が涙が出る程愛した人を抱きしめ、腕の中に確かに居る幸せを噛み締めた夜だった。

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