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第184話

食事を済ませ帰りの車の中で「今日は帰ります」と言う、ミキを何とか宥め部屋に連れ込む。 部屋着に着替えてリビングに戻るとコ-ヒ-が置いてあり、ミキも客間に置いてある自分用の部屋着に着替え、髪はピンクの花が付いてるヘヤゴムで結って戻ってきた。 可愛い。 見慣れてるが、何度見ても可愛い。 「何ですか?ニタニタしてぇ」 「いや、可愛いなぁと思ってな。ほら、こっち来い」 いつもの体勢になり、イチャイチャが始まる前に話をする事にした。 「ミキ、腕時計どうするつもりだ?」 俺のまさかの問いに、驚いて振り返って話す。 「えっ、全部売っちゃうつもりです。捨てるのはどうしても出来ないから……。お金が欲しいとかじゃなくて、誰かに大切に使って欲しいから。俺が持ってても飾るだけで、宝の持ち腐れだし」 やはりな。 「ミキ。俺の事を考えて、そうするなら気にするな。別に、持ってても良い」 「伊織さんの事も確かにありますが、マコにも言われたんです。伊織さんが同じ様に、前に付き合ってた人にプレゼントされた物を思い出だからって大事にしてたら、どんな気持ちになるって。その時、やっぱり嫌な気持ちになって、伊織さんもこんな気持ちだったんだと解りました。俺、自分の気持ちだけ考えてましたそれで、思い出は物だけじゃ無いし、拘らなくってもいいと思って」 「そうか。ミキがそう考えるなら、もう言わない。あと、俺の付き合いは、飽くまで割り切った付き合いだったから、なあなあになるのは嫌だったから、プレゼントは全て断ってたし必要無いと始めから言ってた。俺はミキからのプレゼントだけだ。安心しろ」 「そうなんですか?俺は嬉しいけど。相手の人寂しかったんじゃ無いかな?」 「初めから、付き合うに前に色々条件は話してあったし、誘われればデ-トもしたし、何か欲しいと言えば買ってやったりもした。最低限の事はしてたが、今はミキと出会ってそんな自分は最低だったと思う」 「そんな事無い。伊織さんは本当は寂しがり屋だし、イチャイチャも好きだし情がある優しい人です。思春期の時の事で、本当に好きな人に出会わなかっただけだったんです」 「そうだな。本当に好きな人に出会うと、人間変わるって身をもって知ったからな。俺には、ミキだけだ」 「伊織さん……大好き」 ミキから咥内に舌を入れられクチュクチュ…と音が聞こえてくる。 舌も絡めとられ舌が出ていき、俺の唇に可愛く最後にちゅッとキスして離れた。 「ミキ、仕掛けてきたのはミキだぞ。どうするんだ?今日、辛そうだったから自制しようと思ってたんだが」 ミキの腰の辺りに、俺のモノを擦り付けて催促する。 「伊織さん、もう大きい。そんなつもりじゃなくて……」 「どんなつもりだよ。あんなキス仕掛けてきておいて…ん…今日はキツいか?挿れるのは止めておくか?」 恥ずかしくなったのか?俯いたので、うなじ辺りが無防備だ。 背後から肩に顎を乗せ、耳元に囁く。 「ん…どうする?俺は出さないと治らないからな。あとはミキ次第だ。手コキか?フェラか?」 選択肢を与えミキに決めさせる。 黙り込んでるミキの耳の裏に舌を這わせて、うなじにも軽く唇を落とす。 「んん…だめ…みみ…」 「何がだめ?挿れ無いって言っただろ。早く決めろよ。じゃ無いと好きに動くぞ」 「あん…や…ふぁ…ふぅん…」 喘ぎが増し、黙ってる事をいいことに脇から両手を出し、服の上から乳首を触る。 「脇がガラ空きだな。乳首.触り易い…ん…立ってるな。早く決めろよ」 言いながらも乳首を摘み、指先でクリクリ捏ねる。 「あん…感じ…る…はぁ…んん」 「じゃあ…止めるか?」 乳首から離そうとすると、脇を締め両手が抜けなくされた。 「何だ?止めて欲しいんだろう?」 敏感な乳首を、またクリクリ動かす。 「や…服の上からじゃ…触って…おねが…あん」 「解った」 服の下から両手を入れ、直接触り捏ねて摘み上げて、腰を振り俺のモノを擦り付ける。 「はあ…ミキ、どうしたい?」 俺のモノも窮屈になるが、飽くまでミキに決めさせる 「はぁはぁ…や…ベットに…」 「ベットで?どうする?」 「伊織さんの意地悪ぅ。1回だけ」 「1回だけ、何だ?」 話ながらも手は乳首を触るのを忘れない。 あと少しだ。 「はぁはぁ…あん…もう…1回だけ挿れてぇ…おねが…あん…んうん」 陥落したなっと背後でニヤリと微笑み。 「挿れて良いのか?ミキが言ったんだからな。許可は取った。忘れるなよ、文句は言わせないからな」 ああ、早く挿れたい。 乳首をクリクリしながらも思っていた。 ベットに行きたいのを痩せ我慢し確認しておく。 「良いから…解ってるぅから…早くぅ…あん」 「解った。ベットに移動するから掴まれ」 お姫様抱きでベットに運び全裸にし、自分もこれ以上は待てないと、手早く服を脱ぎ捨てる。

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