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第195話

2人の世界をもっと楽しみたいと時間を掛け飲み、ミキも雰囲気とアルコールで甘えモ-ドに入りイチャイチャ度も増す。 仕草も甘え方も可愛い過ぎだ。 十分に見せびらかした、もう、他の奴らには、こんな可愛い所を見せたく無いし、そろそろ俺の方が耐えられない。 「ミキ、酔ったか?部屋に行くか?」 「酔っては、いないけど……早く2人っきりになりたい」 ス-ツの袖を引っ張り誘い、子供のような動作とは逆に、目は潤み少し開いている口元がエロい。 無敵だな。 こんな顔で、誘われたら敵わない。 「俺も」 腕を引き上げ手を繋ぎ、精算してバ-を出る。 バ-を出る際に、何人か残念そうにしていたのを見逃さなかった。 隙が有れば誘うつもりだったのかも知れないが、俺はこれ見よがしにイチャイチャして牽制していた。 エレべ-タ-に乗り、この少しの時間も長く感じる位、ミキに飢えていた。 ミキも同じ気持ちなのか?繋いだ手をギュッと強く握ってくる。 早く.早く…待てない.待てないと気持ちが先走る。 キ-で部屋に入りドアを閉めると同時に、そのドアにミキを押し付け唇を奪う。 軽いキスから咥内に入れろと、舌で唇を舐めミキの舌に絡ませ離しては絡ませる。 「んん…ん…」 逃げる舌を追い、絡め取り吸い上げて離す。 「はぁはぁはぁ…」 「ふう、悪い。我慢してたからな、がっついた」 このままだと勢いに任せて、激しく抱いてしまうと、これから長い夜を楽しむ為にク-ルダウンしようと、部屋の中に手を繋ぎ連れて行く。 「わぁ~、広いですね。窓からの景色も綺麗ですね」 窓際に行き景色を見ているミキの背後から抱きしめ、窓に2人の姿が映っていた。 ミキも窓に映る俺を見て微笑み。 「伊織さん…ありがと」 俺はミキの耳元で囁き、耳の裏から首筋に唇を落とす。 「大した事じゃない。ミキが喜ぶなら」 「ん…あっ…」 少し喘ぎが漏れるが、わざと焦らす様に唇を落としながら話し始める。 「この髪はどうなってるんだ?ドレスの下も気になる」 「ん…あ…髪は…ウイックを付けて…ふぅ…長くし上げてるん…下は……言え…あぁ…な…」 「ん…気になる」 窓ガラスに映るミキは輝き色っぽい。 ドレスの裾をたくし上げ、手で太腿を撫でる。 「ん…何だ?」 腿までのストッキングをガ-タ-ベルトで止めていた、下着も女物を履いている。 ニヤニヤしてナイスなアイテムに、それをチョイスした沙織に感謝した。 「ガ-タ-ベルトか?ふ~ん」 少し考え、ミキから離れ窓際に近いソファに座る。 「えっ、どうして?」 急に離れて戸惑うミキに微笑んで話す。 「ミキ、ガ-タ-ベルト自分で外して下着も脱いで、俺を誘ってみろ」 いつもと違う趣向で、ミキがどれだけ出来るか?長い夜のちょっとしたスパイスにしようと考えた。 「……伊織さん…や…恥ずかしい…無理」 「何が無理?なぜ?2人しか居ないのに?見てるのは俺だけだ。今日はクリスマスだ。…たまには、ミキから誘って俺を欲しがる姿が見たい。…叶えてくれるか?サンタ姫」 軽くウインクをし、先を促す。 「………やってみますが……誘った事なんて無いから……出来るとこまで…」 「ん…それでもいい」 1つ大きく息を吐き、覚悟を決めた様だ。 ハイヒールを片方ずつ脱ぎソファに片足を乗せ、俺の顔をジッと見詰め、そしてにっこり微笑みスカ-トの裾を、わざとゆっくり足の線をなぞりながらたくし上げていく。 時間を掛け太腿を露わにすると、黒いレ-スのガ-タ-ベルトが覗く。 ゴクリ…と、大きく音がした様に聞こえた唾を飲み込み、ミキの妖艶な姿に目を奪われる。

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