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第199話 R18

「疲れただろ?少し休むか?」 挿れたままの状態だが、抜くつもりは無い。 「ん…伊織…這入ったままだけど…」 恥ずかしいのか?頬を染め話す姿が色っぽさに恥じらいが加わり、少し反応してしまいミキも解った様だ。 「抜くつもりは無い。折角のクリスマスだからな。夜は長い、明日は12時チェックアウトだから、ゆっくりできる」 ミキの長い髪を撫で「少し休憩」と、話しを晒す。 「そう言えば、この髪はどうなってるんだ?」 「んん…これはウィッグを着けてるんです。見えない様に、長さが足りないからってヘヤピンで留めて有るんです」 「そうか、直ぐに取れのか?」 「はい。結構しっかり留めて有りますけど、自分の髪に編み込みされると自分ではどうにも出来ませんから沙織さんがこっちなら楽でしょって」 徹底したリアルお人形遊びだ、さぞかし沙織は楽しんだだろう。 「ふ~ん、ミキは短くても長くても似合うな」 「女装が似合うなんて、嬉しく無いですよぉ」 普段も男にしては長めの髪だし、余り違和感は無いように感じる。 「たまに、趣向変えてみるのも楽しいが、これじゃ確実に軟派されるな。1人の時は女装するなよ?」 くっくっくっくっ…… 「あん…んん…するわけ無い…ですよぉ…笑わないでぇ…あ」 揶揄って笑ったから挿れっぱなしのモノが、動いた所為で少し感じたらしい。 「悪い、悪い。時々は、女装してどこか出掛けるか?その方が人前でイチャイチャ出来るしな。もちろん、いつものミキの姿が1番好きだが。気にしないでイチャイチャも、今回してみて良かったからな」 「ん~、部屋でイチャイチャも良いけど、人前で遠慮しないで、このカッコいい人は俺の者ですって言えるのは、嬉しいかも…」 「俺もだ。だがミキ、今の状況では逆効果だ、煽るだけだ。ほらな」 芯が残って、まだ硬さがある俺のモノで、ミキの中を軽く突き上げる。 「あっ、そういうつもりじゃ…あぁん…大きい…」 「また、そういう事言う。俺は煽られっぱなしだ。もう、止まらないぞ」 「いぃ…奥…もっと突いてぇ…はぁん」 腰を中で回し、一旦引き勢い良くズンと突き上げ、腰の振りを再開した。 「ああ…いい…柔らかいが締まって…ふう…絡みつく…気持ちいい」 気持ち良さに、もっともっと感じたいと腰の出し入れを激しくする。 「はぁん…も…あん…伊織…そこ…あぁ…」 「ここだろ?良い所たくさん突いてやる……俺も良い…今日はずっと挿れっぱなしにする…いいな?」 「ひゃあ…いい…伊織の好きにしてぇ…もっと突いてぇ…奥…きてるぅ…いい」 「はぁはぁ…聞いて無いとは言わさないからな…んがぁ…はぁはぁ」 グヂュグヂュ…ズブズブ…ズリズリ… 「あぁん…も…逝かせてぇ…逝くぅ…逝く…」 「俺も逝く」 ガツガツ…グッグッ…パンパン……… 「ああぁ…逝くぅ…うぐぅ…うっ」 後孔の収縮で締まり俺も堪らず 「んぐぅ…ぐっ…うっ…くっ」 2度目の吐精し腰を振りながら、ミキの中に注ぎ込む。 「あっ…伊織の出てる…はぁん…あん」 「んぐっ…締めるな…きつっ」 「体が勝手に…んん」 「ふう…ミキ。大丈夫か?」 「…………」 飛んだか?ミキの顔を覗くと、頬を染めている。 「どうした?」 長い髪を撫で、話し掛ける。 上目遣いで話す姿が、可愛い過ぎて困る。 「伊織さん…俺…自分の体がどうなってるのか解らない。感じ過ぎて夢中になって、何言ったのかも……自分の体じゃ無いみたいで…」 「あんまり俺を喜ばすな。また、やりたくなるだろ。ミキだけでじゃない、俺もずっとミキに夢中だ」 軽く唇にキスを落とす。 俺が言ってるのは、セックスの時だけじゃなくいつもどんな時も、ミキに夢中だと言う意味だが、ミキは解ってるのか解って無いのか考えもんだがな。 「俺だけじゃ無いなら、良かったぁ」 「今、ここに2人だけしか居ないんだ。どんなに淫れても何言っても俺しか居ない。淫れるのは俺がさせてると思うと嬉しいし興奮する。どんなミキでも…愛してる」 「俺も…愛してます」 また、ふわりと笑う姿に目を奪われる。 何度、見惚れたら見慣れるのか? たぶん、一生掛けても慣れないのかも知れない。 その度に、俺は何度でもミキに恋するだろう。

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