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第231話 R18
「ああ…擦れて…だめ……伊織…しないって…あぅん」
拒否の言葉を吐くが、体は正直だ。
もっと.もっと.と俺のモノと擦れる様に腰を振る。
「ん…挿れないから、安心しろ。約束だもんな。ただ、俺のモノも治りがつかないから、このまま逝かせてくれ。それで十分だ」
本当は、挿れたい。
でも、それは俺からは言わない。
約束だからな。
たが、ミキからのお強請りなら話しは違ってくるだろうと言う計算があった。
もう少しだ、我慢.我慢。
必ず落とす。いや、落ちる。
「ふぅん…あん…いぃ」
ヌチャヌチャ…ズボズボ……ヌチャヌチャ…
浴室に生々しく響く妖しい音に煽られる。
「俺もだ」
腰を突き入れ気持ち良い所を擦り、後孔を指の腹で撫でる。
「も…あん…だめ…伊織…逝けな…い…あぁん
…おねが…挿れてぇ」
ふっ、落ちたな。
背後でニヤリと薄笑いする。
それでも、一応、格好だけは約束事を持ち出し、後で言い訳がつく様に用意周到にしておく方が良さそうだと考え、直ぐにでも挿れたいのを痩せ我慢し腰を揺らす。
「くぅ…だめだ。挿れないと約束しただろ?俺も我慢するからミキも……な…はあ…いぃ」
「や…もう、良いから。伊織が…あぅ…約束守ろうと…んん…したのは解った…から.…」
「いや、それでも……」
挿れる.挿れないの攻防をしてる最中も、腰は気持ち良い所を突き挿れて、もっとミキを煽る。
「ああ……いお…り……おねが…逝きたい。このままじゃ…や。…伊織ので…逝きたい…挿れてぇ…伊織…んあ伊織」
「だが………」
もっと.もっと欲しがれとわざと言葉少に話し、まだ足りないの?と催促する言葉を発せさせる。。
「…お願い…伊織が欲しい…奥まで…ん…挿れ…突いて…約束なんかいいから…おね…あん…挿れてぇ」
「良いのか?約束破る事になるぞ」
ヌチャヌチャ…ズブズブ…ヌチャヌチャヌチャ…
「良いから…早く…ね」
「そこまで、言うなら解った。挿れてやるが終わってから怒るなよ。俺は挿れないって言ったんだからな」
素股を止め、後孔に充て表面を先っぽでスリスリと撫で焦らす。
「怒らないから。あっ…焦らさないでぇ…伊織の大き…の挿れて.突いて…はぁん…ふぁ」
「解った。その代わり、挿れるが1回じゃ終わらないぞ。強請ったのはミキだからな。それでも良いのか?」
「それでも良いから…はやく…も…待てない……ん~ん…あぅ」
上から目線で話し、飽くまでミキから強請って聞いてやる風に持っていく。
これで、もう1回はできるな。
後でベットでゆっくりするかなと、自分の思惑通りに運んでニヤニヤ顔になる。
あれだけ、公園で煽られてここまで我慢したんだ、いや、昨日から我慢してるんだと自分勝手に考える。
「約束取り付けたぞ、怒るなよ。待たせたな。直ぐに、挿れてやるから息吐けよ」
後孔の表面のスリスリを止め、狙いを定め一気に挿れる。
ズブッ…ズブズブ…ズッズッ…ズボッ…ズン
「ああぁ…うう…奥まで…とどく…あぁ…い」
ロ-タ-で中は柔らかくなっていた。
「ふう…すんなり這入ったな。はあ…いい感じに柔らかいな。動くぞ」
背後から腰を持ち直し、1度ギリギリまで抜きまた一気に突き入れ、腰をガツガツ…振り、ミキの良い所を刺激し、締まりが良くなる後孔に快感が増してくる。
「はあ、あまり持たねえ。ミキ、一緒に逝こう」
「ん…もう…だめ…伊織……逝きたい…我慢できない…あん」
「俺もだ」
ガツガツ…パンパンパン…グヂュグヂュ…ズブズブ…パンパンパン……
腰を一心不乱に突き挿れ、ミキの体がガクガク揺れ、行為の激しさが物語っていた。
「逝け! 逝って良いぞ。俺も逝く」
「はぁん…逝くぅ…うっ…うぅっ」
ミキの締め付けで、俺もミキの奥に叩き付けるように白濁を放す。
「くぅっ…うっ…んがぁっ…ぐっ」
ミキの背中に覆い被さり、逝った衝撃で肌を強く吸いキスを落とす。
「はぁはぁはぁ…すげぇ…はぁはぁ…気持ち良かった」
背後から耳元に荒い息遣いで囁く。
強く吸った跡は、ミキからは見えない背中に数個のキスマ-クが残り、それを見て満足し微笑む。
「はぁはぁ…俺も…伊織、凄かった…はぁはぁ」
「はぁはぁ温まるか、疲れただろ?」
湯船にいつもの体勢で浸かり、目を瞑り俺に全て体を預けるミキが愛しくギュっと抱きしめる。
肩にお湯を掛け頭部にキスし、耳の裏にもキスを落とす。
「伊織さん、くすぐったいです」
「好きにさせてくれ。今はミキを可愛がりたいんだ」
また、後頭部にキスし、束の間のイチャイチャタイムを楽しむ。
「掻き出さ無いと。少しだけ腰を浮かせろ」
顔を俯き加減にしながらも素直に腰を浮かせ、後孔に指で中を弄り掻き出していると、小さな喘ぎを漏らす
「ん…はあ…んん…」
「おいおい、掻き出してるだけだぞ。あんまり色っぽい声だすなよ」
「出して…無い……あん…まだ」
楽しくなり、わざと時間を掛ける。
「かなり奥で出したからな。もう少し」
「あぁ…やっ…はぁん…奥…やっ…感じ…あぅ」
「ミキ、そんな声だすなよ。俺もその気になるだろうが」
もう、掻き出す事を目的じゃ無くなり愛撫の為に指の出し入れに変わり、ミキのしこりも掠め始め少し芯を持ち始めた俺のモノを、ミキの腰にクイックイッ……と擦り付ける。
「やっ…伊織の…当たってる…だめ…そこ…感じ…いい…あぁ…もっと」
本格的に喘ぎ、浴室に響き始めた。
湯がゆらゆら揺れる程度に、腰を揺らしながら考えていた。
どうするかな?2回めは、ベットでと思ってたがミキもその気になってるしな………このままやるか。
ミキの体を浮力を使い、いい感じに解れた後孔に復活した俺のモノをヌプッと挿れ。
「ああぁ…伊織の這入っ…あぁん…そこ…だ…めぇ…あぁ…いい」
ミキの腰を掴み背面座で浮力を利用し、下からガンガンと突き上げる。
激しい行為に、湯がバシャバシャ…と揺れ、ミキの喘ぎが暫く浴室に響いた。
こうして自分が思った展開とは違うが、思わぬ形で2回戦めが始まった。
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