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第266話
俺のモノの前で、顔を近づけ一言呟く。
「大きい」
鬼頭の先にちゅッとキスし、そのまま舌先で舐めてきた。
レロレロ…ちゅっちゅっ…ペロペロ……
愛しさに頭を撫でながら
「ミキ、無理しなくてもいいんだぞ」
「ううん、無理してない。気持ち良くなって欲しいし俺も……伊織さんが欲しいから」
唇をつけたまま話すからくすぐったいが、ミキの気持ちが伝わり嬉しかった。
「ん、ミキがしてくれる事は何でも嬉しい。俺の側に居てくれるだけで充分だ。ミキに溺れてる」
唇を離し上目遣いで、にっこり微笑みを向ける。
それだけで充分逝ってしまうんじゃ無いかと思った程破壊力があった。
口を開き咥内にジュブジュブ……と入れていく。
「はあ、暖かくって気持ち良い」
頭を上下に振り口を窄ませ、舌で裏筋を舐めてくるから堪らない。
「伊織、きもちひい?」
「ああ、ミキが咥えてるってだけでも気持ち良いのに……上手くなったな」
頭と頬を撫でてやると嬉しかったのか、頭の振りを激しくし喉奥まで飲み込む。
ジュブジュブ…クチュクチュ…ジュブジュブ…
「くぅ…いい」
片手でタマ袋も揉みジュブジュブジュブ…ズボッズボッ…ジュブジュブ…と激しく動かし、時には、ねっとりと舐め上げられ俺の尻と腿に力が入り、限界が近いのが自分でも解る。
頭を上下に振り玉袋を揉みながらも、ミキもこの行為に興奮してるんだろう腰が揺れていた。
「ミキ、そろそろ出る。飲めるか?」
上目遣いで俺を見て飲めると目で訴えられ、もう抑えが効かなかった。
ミキの頭に手をやり上下に振り、俺も腰を振る。
ジュブジュブ…ジュルジュル…ズボッズボッ…
喉奥まで犯されキツイだろうが、俺にされるまま頭を上下に振り続ける。
「ミキ、逝く」
俺の言葉に唇でキツく締めシュボシュボ…ジュルジュル…チュ-と吸われ
「くっ…逝くっ…くぅ…んっくっ」
ミキの喉奥に白濁を叩きつけた。
ゴクゴクゴク…ゴクン
何回かに分けて飲んだのが解った。
「はぁはぁはぁ…飲んだか?はぁはぁ」
唇を舐め口を開け中を見せ
「ん、飲んだよ」
「俺の我儘だったが、ありがと。凄え~嬉しい」
思わす抱きしめ、ミキの頑張りに素直に言葉にした。
「苦しい~」
「悪い。つい力が入った。ミキが可愛いかったから」
体を離し向かい合うと恥ずかしそうに、上目遣いで俺を見て誘う。
「……伊織さん、まだ、大丈夫?」
自分でも呆れるが1度逝っただけで、まだ、芯を持ってる俺のモノは、その顔を見ただけで復活の兆しを見せる。
「そんな可愛い顔見せられて、誘われて黙ってられるか。見てみろ」
逝ったばかりの俺のモノを数回扱き、完全復活させる
「えっ、すごっ。逝ったばかりなのに」
「他でも無いミキからの滅多に無いお誘いだ」
俺のモノをジッと見詰め口を開く。
「……伊織さんの事、欲しいのは本当です。……でも俺狡いんです」
この状況で何を言ってるか解ら無かった。
「何が?俺はミキからの誘いも俺を欲しがるのも嬉しいが」
「……さっき、伊織さんが俺の虜だとか溺れてるとか言ってくれたけど。映画を見て……そんな事は無いとは思うけど……浮気されない様に、俺の心と体全部を使って離れられなくしたい、もっと俺の虜になって溺れて欲しいって、狡い考えを持ってた。今は純粋に伊織さんが欲しいし伊織さんに溺れてるのは俺の方です」
映画を見て少し不安になったのかも知れないが、以前のミキなら黙っていただろう。
自分の思ってる事を素直に言える様になった事や、その位信頼されて絆も深くなってるんだなぁと嬉しくなった。
「馬鹿だなぁ。ミキは狡く無い。俺もミキをどうやって繋ぎ止めて置くかいつもそればかりだ。それに俺の方がミキよりずっと狡い考えを持ってる。言葉には出来ないがミキが引くくらいな」
ほんの少しの本音を交え、素直に話す。
出来れば、ミキをこの部屋に閉じ込めて四六時中、俺だけに笑い掛けて俺の事だけ考えて、誰にも会わせず2人だけで居たいと心の奥底に潜んでいる事は、口が裂けても言えない。
俺の方がずっと狡いし重い。
それ程、ミキに溺れている。
ミキへの愛の比重は俺の方が強い、今は満足してるが早くミキも俺と同じ位に愛して欲しい。
どんどん欲が強くなる自分が怖い。
いつも強気でいるが、本音は、ミキが離れていく様な事が万が一にもあったら、俺は……正気でいられる自信が無い。
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