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第287話

部屋に入り、疲れてソファでボ-としていた。 本当に疲れたぁ~。 何で、あの2人は犬猿なのかなぁ? 嫌味を話すと嫌味で返して、大学時代から会えばそんな感じで、久し振りに会ってもやはり変わらなかったな………もしかして、あれはアレで仲が良いのかなぁ?聞き様によれば、漫才の掛合いみたいだったし……やっぱり違うか。 気を使い過ぎて、頭が回らずボ-と考えていた。 暫く疲れを取るようにボ-として、伊織さんに連絡するのを思い出した。 電話だと愚痴を聞いて貰いたくなるからLINEにしよう *♪帰って来ましたよ*♪ *♪楽しかったか?*♪ どうしよう、本当の事話す?ん、やっぱり今は止めよう。 *♪久し振りで、始めはぎこちない感じもありましたけど、大学時代の話しで、多少は盛り上がりました*♪ *♪そうか、良かったな*♪ *♪でも、少し疲れました*♪ *♪久し振りだとそんなもんだ。ゆっくり休め*♪ *♪はい。お風呂入って寝ます*♪ *♪明日は、何時ぐらいに来る?*♪ *♪10時過ぎに行きます*♪ *♪解った。待ってるが、ゆっくりでも良いぞ*♪ *♪伊織さんに、会いたいから*♪ *♪俺もミキに会いたい。じゃあ、明日待ってるな*♪ *♪はい。おやすみなさい*♪ *♪おやすみ*♪ LINEを終わらせ、 伊織さんとの遣り取りで、少し癒された気がした。 はあ、伊織さんに凄く会いたい。 そして、あの腕の中でゆっくり休みたいな。 明日は、たくさん甘えちゃおう。 伊織さんの事考えたら気分も上がってきたし、お風呂入って明日に備えよう。 それから、お風呂に入って気疲れでぐっすり寝た。 なかなか連絡が無く、イライラしていた。 怒ってるわけじゃ無く心配でだ。 何度も時計を見ては、スマホを見ての繰り返しで、やっと連絡来たのは10時半を回っていた。 電車の時間もあるし、この位になる事は予想していたし真琴君も居る事だし大丈夫だとは思っていても、心配でLINE来た事にホッとした。 LINEでの遣り取りで、ミキも少し疲れていた様に感じた。 本当は、明日は一刻も早くミキと会いたいが、ミキの事を考えゆっくりでも良いと痩せ我慢しLINEすると、ミキから早く会いたいとあって、ミキも同じ気持ちだと思うと、直ぐにでも飛んで行きたかった。 明日は、ミキの好きな事をして過ごそう。 それから、いつも以上に可愛がって我儘も聞いてやろう。 明日を楽しみに、俺は寝室に入った。

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