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第324話

道が空いていたお陰で思ったより早く着いた。 沙織達を送り、俺のマンションで降ろして貰い祐一達と分かれた。 マンションに入りエレべ-タ-に乗ってる時も、ずっと手を繋いだまま部屋に入った。 ミキの着ていた服の紙袋を置きソファに凭れる。 「ふう、やっと着いたな」 「お疲れ様でした。疲れましたけど、楽しかったですね」 「そうだな。思ったより楽しかったな。沙織のお陰で周りも気にしないで、イチャイチャ出来たしな」 コ-ヒ-を入れテ-ブルに置き俺の隣に座るミキも、余程楽しかったのかニコニコして話す。 「疲れただろ?今、風呂の準備して来るな。待ってろ」 浴室に向かい風呂の準備をして戻る。 「何?やってるんだ」 「髪を戻そうと思って。沙織さん、遊園地だからって結構キツめにしたみたいで解けないんです」 「やってやるから」 ミキの座ってるソファの背後に回り髪を見る。 お団子ヘアって言うのか、良く解らんがピンがたくさん刺さっていた。 ピンを1つ1つ取り除き丸まってる髪を解くと、ふわふわのポニテ-ルだ。 「ピンは全部取り除いたが痛く無かったのか?こんなにピンが刺さってたぞ」 ミキに取り除いたピンを見せる。 「うわぁ~、こんなに刺さってたのは、知らなかったです。沙織さん遊園地で風当たりが凄いからって、でも全然痛くは無かったですけど」 「そうか、ポニテ-ル姿も見せて見ろ」 前に回り正面から見るとお団子ヘアも可愛いが、ふわふわのポニテ-ルも可愛いらしい。 「ちょっと、待て」 スマホを取り出しカシャッ.カシャッ…前から横から写メを撮り、横に並んで頬をくっつけ自撮りする。 「もう、良いですか~」 「可愛いかったから、ついな。どれ、残りの髪をやるか」 また、背後に回り髪を弄るがエクステがどうなってるか仕組みが良く解らない、難儀だなぁ~。 「どうなったんだ?ん、このキャップで地毛とエクステを固定してんのか?」 固定してるキャップを1つ1つハサミで切り、地毛とエクステを外す地味な作業を黙々とした。 「沙織の奴、良くやったよな~。関心する」 このエクステを付け髪を楽しそうに弄り、目をキラキラさせてしてたんだろうなと沙織の姿が目に浮かぶ。 「ふぅ~、やっと外したぞ」 エクステを外し、元のミキの髪に戻った。 「はあ~。やっぱり、こっちの方が楽です」 男にしては、少し長めの髪を手櫛で整えていた。 必死にエクステと格闘しながらも、ミキの頸(うなじ)の色っぽさについつい目がいっていた。 背後からミキの首に手を回し耳元で囁く。 「俺はミキなら、どっちの髪でも良い」 耳を舐めクチュクチュとわざと音をさせ、耳の裏から首筋に舌先を這わす。 「ん~ん…やぁん」 「ん、嫌なら止めるが?俺は朝から可愛いミキを見て我慢の限界だ。どうする?」 わざとミキに選ばせ、その間も首筋から肩に掛けて舌先を這わす。 前と後ろが大きく開いた服を着ている為、背中にも舌を這わせ指先で首筋と胸元近くを撫でる。 「ん~ん、あっ…んん…ずるい…そんな…されたら……ぁあ…ん」 喘ぎが漏れ始めたのを良い事に耳元で囁く。 「俺はシタイが……ミキがシタイなら自分で服を脱いでくれ」 「んん…脱がせて…くれないの?」 「今日は、脱ぐ姿を見たい」 1度離れ隣のソファに座る。 「ん、どうする?」 ミキの目を見つめ‘やってくれるよな’と言う目で見る。 俺の目の前で、徐にソファから立ち上がり素足にピンクのショ-トパンツの巻きスカートから手を掛ける。 1つボタンを外しジッパーをジッジッジィ……とゆっくり下ろしパフッと床に落とし、Vネックの白ニットの裾を手で伸ばし隠している。 可愛い~。 その仕草が俺を煽ってるって解ってないんだよなぁ~。 無自覚.天然って最強だな。 「それから?」 「……まだ、脱がなきゃ……だめ?」 裾を引っ張っりモジモジし、上目遣いで話す姿に前から反応を示していた俺のモノがグッグッグ~ンと完勃ちした。 それから恥ずかしそうに、長めのVネック白ニットの裾から手を差し込んだ。 案の定、女物の下着をスルスル~と下げ床に落とし、完全に下半身は何も着けていない状態になり、恥ずかしそうに裾をグイグイ引っ張っていた。 本当ならミキに全部脱いで欲しかったが、俺の方が我慢出来ずミキの手を取り引き寄せ、俺の膝に跨がせる 向かい合わせになり、額をつけ目を見つめ 「とんだ小悪魔だ。これじゃあ目が離せない」 「離さないで、いつも見ててくれなきゃ……嫌」 俺の首に手を回し抱き着く。 マジか~。 本当に計算じゃないよな?こんなに素直だと疑いたくなるが、ミキに限ってそれは無いなと思い直す。 ギュッと抱きしめチュッ.チュッと頬にキスし 「いつも見てるし側にもいる。ミキの事をいつも考えている」 俺の唇にチュッと可愛いキスをし 「俺もです」 我慢出来ない。 こんな可愛い姿見せられたら、理性なんかブチ切れるに決まってる。 「我慢出来ない。1回このままヤル」 何も言わせず唇を奪い咥内に舌を捩じ込む。 ミキの舌を捕まえ絡めて吸い、また絡める。 頬の内側.歯列.上顎と咥内を傍若無人に翻弄し ヌチャヌチャ…クチュクチュクチュ…… 息継ぎの間に喘ぐミキの声とキスの淫らな音。 「あふ…はぁはぁ…んん」 クチュクチュクチュ…… 明日は仕事だから無理させるわけにはいかないと頭の片隅にあるが、折角の女装姿と可愛いく無自覚に煽るミキに1回だけなら……と勝手に考え、ミキの体の線をなぞる。 「んん…ぁあ」 こんな色っぽいミキを見せられ、いつもと違う格好の姿に興奮し、1回で終わるか自信が持てない。

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