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第347話 R18

髪と体を洗ってやり先に湯船に浸からせ俺も手早く洗い、ミキの向かい合わせで湯船に入る。 「伊織さん、どうしたの?」 いつもは背後に入り抱きしめて湯船に浸かる俺が、向かい合わせに入った事に不思議に思ったようだ。 「良く歩いたから、足疲れただろう?ほら、足出せ、揉んでやる」 「えっ、良いですよぉ~」 「遠慮するな。明日、筋肉痛になるぞ」 「……伊織さんに、そんな事させられませんよ」 「はあ?恋人の足を揉むのに、何で?させられないって言うんだ?俺がしたいんだ。好きにさせろ」 「……でも」 「ほら、素直に足出せ」 「……はい」 素直に俺の目の前に右足を出す。 その右足の脹脛(ふくらはぎ)を上から揉んでいく。 「や、くすぐったい~」 「こら、暴れるなって」 ゆっくり力加減し揉み解していく。 「ん~、気持ち良い~」 「やはり、疲れてたんだな」 手を滑らせたり揉んだりし、足の指の間に俺の指を差し入れ足首を回す。 「あ~、良い~」 足の指を引っ張り足の裏を揉み始める。 「ん~。あっ、そこ気持ち良い~。あ~良い~」 ミキが言葉を発する度にドギマギする。 喘ぎとは違うが言葉が言葉だけに、どうしてもHな方を思い浮かぶ。 顔をチラっと見ると気持ち良いんだろう、うっとりした顔をしていた。 邪念を消しマッサ-ジに専念しようと 「今度は、左な」 素直に左足を出す。 右足と同じように脹脛から揉み、足首も回し足裏も揉み解す。 やはり「あ~ん、気持ち良い~。痛気持ち良い~」「そこ…ん~良い~」「あ~良い~」揉んでるだけなのに堪んねぇ~なぁ、参る。 揉みながらもマッサ-ジするなんて言うんじゃなかったと少し後悔していた。 マジ、ヤバイ。 ミキの裸を見ただけで少し反応していたが、何とか気を紛らわしミキの髪と体を洗ったのに、まさかこんな形で忍耐を試されるとは思わなかった。 ミキの言葉で頭を擡げ始めた俺のモノを宥めるのに必死だった。 それでも少しだけ悪戯心が出て、ミキの足の親指を舐め口に含む。 「やっ、汚いです」 足を引こうとするのを阻止し、構わず口の中で舌を使いクチュクチュ…ペチャぺチャ…と舐め回し指の股にも舌で舐め抜き差しし順番に指を舐めた。 「んん…あっ…やん…あぅん」 先程とは違う完全に喘ぎと解る声が聞こえ始めた。 足の指でも感じるのかぁ、敏感過ぎだ。 クチュクチュクチュ…ペチャペチャペチャ… 「離し…あん…んん…」 ヤバい。 自分で自分の首を絞める事になったが、ミキの喘ぎで止める事も出来なかった。 俺のモノもはっきり解る程勃ち上がり、さっきまでの苦労が水の泡になった。 もうこうなると止まらない。 小指から口を離し足も離し、ミキに近寄り目の前で懇願する。 「ミキ、今日の朝に言われたから、今日は自重しシナイつもりだったが……1回だけ」 「えっ」 「1回だけダメか?必ず1回で終わらせる。約束する……ダメか?」 俺の頬に手を充て 「朝の事気にしてたんですね。ごめんなさい。そんなつもりで言ったわけじゃなかったんです。……俺もシタイです」 ミキを抱きしめ「ありがとう。ここで良いか?」 「はい」 恥ずかしそうに返事をするミキの頬に手を充て、唇を合わせ舌を差し込む。 2人の舌が絡みつきクチュクチュ…音をさせ吸い唇を離す。 「はあ、今日ずっとキスしたかった。人がいるから我慢してた」 「俺もです」 ふふふ…微笑む顔が可愛い。 また唇を合わせ、何度も離しては唇を合わせた。 「はぁはぁ…伊織さん…唇腫れちゃう…はぁはぁ」 ミキの脇に手を入れ立たせ湯船から出て、壁に向かわせ頸から背中へと舌を這わせキスをしキスマ-クを残す 背後から両手を回し、乳首をクリクリ捏ねたり引っ張ったりと弄り回す。 「やあ~ん…あん…んん…いい…いい」 耳の穴にも舌を入れクチュクチュ…音をさせ煽る。 「だめぇ…あぁん…みみ…やっ…ぁあ」 片手を離し常備して置いたロ-ションを手に取り器用に片手で開け、ミキの尻の後孔にロ-ションを垂らす。 垂らしたロ-ションを指に掬い、後孔に擦り付けるようにし指をゆっくり差し入れる。 「ぁあ…指…あん…んん…そこ…あん…あ」 「ここだろ?気持ち良く喘いでろ」 しこりを押したり擦り指を増やし掠めるように抜き差しを始めた。 乳首も弄り後孔も解す。 「あぁ…乳首も…あん…あぁ…お尻も感じ…る…や…だめ…んくぅ…はぁはぁ…あん」 「ミキが感じると俺まで感じる。ほら」 俺のモノの状態をミキに知らしめるように尻たぶに擦り付ける。 「あつっ…伊織の…あん…熱い…ああ…挿れて…ね…お願い」 乳首から手を離し後孔からも指を抜き、尻たぶを開き後孔に俺の先っぽを宛てゆっくり挿れていく。 グシュ…グシュグシュ…ヌチャヌチャ…スブッスブスブ…… 「這入ってくるぅ~、あん…硬い…や…大きい…んん…大き…あ…あん…くぅ」 「こら、余り煽るな。これでも我慢してるんだ」 激しく突き挿れたいのを我慢し、ゆっくりゆっくり時間掛けて挿れていく。 ズブッズブズブ……ズッズッ…ズン 「はあ…気持ち良い~。ミキの中に挿れただけなのに締め付けてくる」 「やっ…動いて」 「解った。正直、俺も辛い。始めから飛ばしても良いか?」 「伊織の好きに動いて。あん…いい…激しくして…突いて」 「煽るなって。まったく無自覚なんだよなぁ~。ほら、いくぞ」 腰を持ち直し、角度を決め突き上げるように腰を振り続けた。 パンパンパン…ガツガツガツ…パンパン… 「やああ…奥…あたる…いい…あん…いぁ…いい…んん」 「俺も良い…くそぉ~余り保たない。ミキの中良すぎて」 「あん…いい…おかしく…なる…やあ…そこ…だめ…あん…いあ…いい…」 「ここだろ?ここ突き上げるとキュンキュンに締め付けてくる…くぅ…うう…いい」 パンパンパン…ガツガツガツ…… 「ああ…もう…いくぅ…いくぅ…うっ…くぁ…うう」 ミキの逝った衝撃で締め付けがキツくなり、俺も我慢出来ず腰を突き挿れ中に放った。 「くっ…ぐっ…うっ…うう」 「ぁあ…熱い…中…あん」 俺の放った白濁にも感じて小さく喘ぐ。 ミキの背中に覆い被さり、チュッチュとキスし息を整える。 「はぁはぁはぁ……」 「はぁはぁ…ん…はぁはぁはぁ」 激しい行為で2人の荒い息遣いだけが響いていた。

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