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第376話
ゆっくり風呂に浸かり、ソファで寝そべってると
「お風呂頂きました~。あ~、気持ち良かった~」
部屋着に着替え、髪をタオルで拭きながら歩いて来る
「ミキ。髪、乾かすからドライヤー持って来てくれ」
「良いですよ~。疲れてるんだから、その内乾きますって」
他の事は細々と動く癖に、何故か髪の毛を乾かすのは面倒臭がるんだよなぁ~。
「ダメだ。俺の楽しみでもあるんだ、早く持って来いって」
「は~い」
良い返事をしてドライヤーを取りに行く後ろ姿が、何故かウキウキしてるのは気の所為か?
俺に髪を乾かして欲しいから、ワザと乾かして来ないのかも知れないとフッと思った。
それはそれで可愛い~が。
いそいそとドライヤー片手に、俺の前に陣取り乾かして貰う態勢をとる。
「はい」
「じゃあ、乾かすぞ~」
ゴォ-.ゴォ-……ゴォ-…
乾いていく髪が、どんどん手触りが良くなるのが分かる。
「伊織さん、筋肉痛どうですか?」
「ああ、風呂で足揉んだからな。随分、楽になった。やはり風呂に浸かって正解だった。疲れも取れた」
「でしょ.でしょ。髪、乾いたら、お礼に今度は俺がマッサ-ジしますね」
「ミキが疲れないか?」
「大丈夫です。疲れたら止めますから」
「ん~、じゃあ頼むか」
「は~い」
話してると髪も乾き、ふわふわの髪になった。
いつも通り、乾いた髪に1つ唇を落とす。
手触りの良い髪を撫で
「よし。乾いたぞ~」
「ありがとうございます。ドライヤー片付けて来ますから、ラグに横になってて下さいね」
「解った」
ミキに言われた通りに、ラグに横になって待つ。
「さて、マッサ-ジしますね。足からいきますね」
「ああ」
立って踵で、俺の足裏を踏む。
「気持ち良い~」
「これって、マッサ-ジする方は楽な上に、案外効くんですよね」
2~3分踏み踏みし、今度は足首から脹脛と片方ずつ手で揉み解す。
気持ち良いのとくすぐったいので、変な感じだ。
「どうですか?」
「気持ち良いが、くすぐったい」
「じゃあ、そんなに筋肉痛じゃないのかも。太腿かな?」
ある程度揉み解し太腿に移った。
やはり太腿にきてるようで、揉んでもらうと痛気持ち良い~。
「あ~、効く~」
「腿にきてたんですね。じゃあ、重点的に揉みますね。痛かったら言って下さい」
太腿を重点的に、絶妙な力加減で揉み出した。
初めは痛気持ち良かったが、段々と揉み解され気持ち良さだけになり段々と眠くなる。
「あ~、気持ち良い~。ミキ、なかなか上手いな」
ふふふふ……
「だいぶ、張りも取れたと思います。さっきは硬かったから」
「う~、良い~」
太腿と尻の付け根の部分を揉み、何だかこそばゆい。
つい、モジモジと無意識に動いてたようだ。
「くすぐったいですか?」
「ん~、こそばゆい感じだ~」
「じゃあ、次は、お尻ね」
「いや、もう充分だ」
「だめ.だめ」
尻たぶをモミモミし出す。
げっ。マジ~に、くすぐってぇ~。
変な意味で気持ち良い~。
ヤバッ、少し反応し始めた。
「もう、尻はいいから」
「んじゃあ~、腰と背中で終わりにしますね」
腰と背中で終わりか~。
何とか治りそうだなと考えてたが、いきなりミキが俺の尻に跨って腰を揉み始めた。
俺の尻に、ミキのプリプリした尻が当たり、ミキが腰と背中を往復し揉む度にスリスリと擦れ、何だかイケナイ妄想をしてしまう。
一生懸命マッサ-ジしているミキに申し訳無いと、考えまいとすればする程ミキの尻を意識してしまい、段々と厭らしい気持ちになってきた。
あ~、あの可愛い尻が……。
挿れてぇ~。
「伊織さん、どうですか?んっ.よいしょっ…」
「いやぁ~、だいぶ楽になった。ミキ、疲れただろう。交代だ」
体を起こし「俺は良いです。そんな酷い筋肉痛じゃあ無いので」と言うミキを「いいから.いいから」と無理矢理に寝かせ、ミキがしたように脹脛から太腿と軽く揉んでいく。
「ん.あっ、気持ち良い~」
「だろ」
あ~、スェットの上からじゃ無く、直にすべすべのミキの肌に触りたいと思いながら揉む。
俺がこそばゆかった腿と尻の付け根を外側から内腿にかけ、ミキの玉袋を掠める様にワザと触るか触らないか解らない様に摩る。
「ん?」
気の所為かなぁ~。
微かに……何か変な気持ちになりそう。
「伊織さん、もうそこは良いです」
「そうか、後は腰と背中だな」
今度は、俺がミキの尻に体重を掛けないように座り、腰と背中を揉み解す。
「あ~、良い~」「ん、んん」
喘ぎでは無いが、ミキの声が漏れ不純な気持ちが湧いてくる。
「気持ち良いか?」
「ん~、凄~く気持ち良いです」
ミキの尻の弾力が良く、ついつい腰を振ってしまいそうになるのを必死で抑える。
あ~、このままだと生殺しだ~。
さっきから兆しが見え始めたてる俺のモノに目をやり考える。
どうするか?明日は仕事だし、ミキは今日は自分の部屋に帰るだろうな。
時計を見ると、まだ2時過ぎだ。
今からヤレば明日の負担が減るだろうし……夜にヤッテそのまま泊まらせるか?いや、明日のミキの負担が掛かるか?
悩みどころだ……。
どちらにしてもヤラ無いと言う選択肢は無い。
ミキの負担とを考え、ここは自分に素直になる事に決めた。
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