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第392話
2人で星空を見ながら
「綺麗だな。この星空を見ただけでも来た甲斐があったな。星空の下で、温泉に浸かりながらミキが側に居る。何て、幸せなんだぁ」
「ちょっと大袈裟ですけど…俺も幸せです」
「ミキ、そろそろ付き合って1年経つんだな?この間GWどこに行こうかと考え、カレンダー見た時にフッと頭によぎった。色んな事があった1年だったが、俺は今迄の人生で1番幸せな1年だった」
「それは俺の方です。思い起こしてみれば、本当に色んな事が有りましたね。伊織さんの彼女?沙織さんとの縁談?マコ達とディズニーにも行きました。2人で夏休み石垣島にも行きましたね。あと京都にも。結構、色んな所行きましたね?」
「そうだな。色んな事が有ったが2人で乗り越えてきたま、祐一や真琴君の世話にもなったが」
「そう言えばキャバ嬢の事もありましたよね」
「そんな変な事良く覚えてるな?俺は忘れてたぞ」
「伊織さんとの事は、小さい事も大きい事も全部覚えておきたいんです。でも、色んな事が有ったお陰で大将にも沙織さんや矢嶋さん.優希さん.海堂さん達に出会えました。伊織さんのお陰で、人の輪が広がって俺も幸せです」
「これも人の縁だな。俺も沙織とは何年も会って無かったし、龍臣はたまに会うが優希さんには会う事も無かった。おやじの店も年に何回かだったが、今じゃあミキの方が沙織やおやじ.優希さんと会ってるしな。そのお陰で俺も会う機会が多くなった。俺こそミキのお陰だ」
「あっ、もしかしてこの旅行も1年記念?の為」
「そう言う訳じゃ無かったが…ミキと出会ってこの1年幸せだったとしみじみ思っただけだ」
星空と温かい湯.遠くに聞こえる川のせせらぎと程良い風の中、この幸せな時間を感じて思った事が素直に言葉に出ていた。
「伊織さん、改めてずっと側に居て下さい」
クルッと体を向け真剣な表情で話す。
「俺の方こそ‘離して’って言われても離さない。ミキ、これから先もずっと側で笑っててくれ」
俺もこれから先の人生を一緒に過ごして欲しいと言う意味を込め話す。
「もちろんです。伊織さん、大好き~♪」
抱き着きチュッ.チュッと可愛いキスをくれた。
何となく重い空気を軽くしてくれようとするミキに、やはり気持ちも軽くなり癒される。
「俺は愛してる」
唇を合わせ濃厚なキスを仕掛けた。
何度も口を離しては角度を変えネロネロペチャペチャ…と長い口付け。
「はぁはぁはぁ…伊織さん…上手すぎ…」
だらし無く半開きの口が妙に色っぽく感じられ、その口元に垂れる唾液をベロリと舐めとる。
「上手いのはキスだけじゃないがな。ミキ相手に片手間に出来る訳無い。俺はいつでも全身全霊で愛情を出し惜しみしないから覚悟しろよ」
「……はい。あっちの方は…壊れない程度にお願いします」
「大丈夫だ。ミキもこの1年で体力もだいぶ付いてきたし、体も柔らかいしな。今日はどんな体位しょうかなぁ?考えるだけでホラ」
ミキの白い肌と濃厚なキスで色っぽい顔を目の前にし話してる内に、妄想が膨らむと同時に俺のモノもどんどん容量が増してきた。
湯の中で力を漲らせるのを感じ、ミキの手を取りそこに持っていき握らせた。
「えっ…うわぁ…すごっ…さっき出したばっかりですよぉ~。どうして?こんな大きく…すごっ硬い…すごっ」
スリスリと摩りながら煽る言葉を天然で話され、またまた怒張してしまう。
「えっ、また…すごっ」
「おい、そんな煽るなって。はあ~、天然には参る」
「何?」
「いや、別に。あ~、ミキの手で扱かれてると思うと…はあ~、気持ち良い~」
「もっと気持ち良くなって下さい」
そう言って強弱付け扱かれ、裏筋や鬼頭をサワサワと触る。
「あ~、気持ち良いが…このまま出すのは勿体無い。もう長湯したし部屋に行くぞ」
扱く手を止めさせ露天風呂を出るように腕を取り部屋に戻る。
長い夜をこれから思う存分楽しむ為に。
ミキの手を引きながらニヤニヤが止まらない。
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