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第464話

「伊織さん、出来ました~」 ダイニングの方から声が聞こえ、ミキは既に座っていた。 ふ~ん、考えたな。 座って待っていたら見られる事が出来ないと考えたらしい。 可愛い事をすると思ったが、気付かない振りをしテ-ブルに着く。 「旨そうだ。いただきます」 「……いただきます」 「旨いな。このフレンチト-スト」 「簡単ですよ。食パンと卵と牛乳.砂糖があれば出来ます」 「そうか?そんな簡単に出来るとは思わなかった。旨い.旨い」 フレンチト-ストとコ-ヒ-.べ-コンと目玉焼。 俺が旨い.旨いと言い食べてると、目の前では口にフレンチト-ストを咀嚼しながらも、下半身が気になって仕方ない様だ。 座り心地が悪いのか?モゾモゾとし俺に解らない様に揺れていた。 「どうした?」 解っていて、わざと聞いた。 「あっううん…何でもないです。食べ終わったら片付けますから、ソファでゆっくりして下さいね」 俺を遠ざけようと必死だな、乗ってやるか。 「頼む」 朝食とミキの様子をじっくり堪能し、先に席を立ちソファで新聞でも見て寛ぐ。 カチャカチャカチャ…… 片付けてるな。 「ミキ、コ-ヒ-くれ」 「………はい」 時間を掛けコ-ヒ-を入れ手に持ち、俺の目の前そっと置く。 「ここ置いときますね」 そそくさと逃げる様に裾を抑え退散して行った。 くっくっくっ……可愛い。 「さてと、もう少しステップアップするか」 時間を掛けコ-ヒ-を飲み徐に寝室に行き、クロ-ゼットの奥から取り出した物を見て、ニヤニヤが止まらない どうなるか見物だ。 寝室を出ると、まだキッチンで何かしてるミキに声を掛ける。 「おいミキ、夕飯はカレーが良いな。俺が後で材料をス-パ-で買ってくるからメモ書きしてくれ」 ソファから座って話すとキッチンから 「一緒に行きますよ」 「ミキ、その格好で行くのか?」 「えっ、着替えちゃダメ?」 「今日は1日その格好だ。こんな短時間じゃあ、お仕置きにならないだろ?」 「……解りました。メモ書いておきます」 「ん、頼む」 メモにスラスラと書き始めてダイニングテ-ブルに置いて、またキッチンに入って行った。 ダイニングテ-ブルに残したメモを確認する目的で、ソファから立ち上がりダイニングテテ-ブルをチラ見し、キッチンに向かった。 キッチンでミキは冷蔵庫の中を掃除しキッチン周りも掃除していた。 その後ろ姿は俺のTシャツがでかい所為で、尻まで隠れ見えそうで見えないのが男心を唆る。 白くスラリとした足がまた唆る。 思わず生唾を飲み込むが素知らぬ顔で声を掛けた。 「ミキ、掃除か?」 「はい、暫く来てなかったから。後で、洗濯や掃除もしますね」 「悪いな、掃除は波瑠が神経質だからやってたはずだが」 「だから、余り汚れて無かったんですね」 「波瑠は掃除はするが、料理はからっきしだ」 「じゃあ、洗濯だけで良いかな?」 「まあ、ミキもゆっくりしろ」 シンクを掃除しながら話す背後から抱き着き耳元で囁く。 「い、伊織さん。掃除してるから」 慌ててる.慌ててる、可愛い~なぁ。 「ん、ミキがキッチンに立つのも久し振りに見る。ミキが帰って来たって感じがする」 手に泡だったスポンジを持ち、どうにもならず俺のなすがままだ。 俺は腰を下ろし、抱きしめたままミキの尻に股間を密着させ腰を踊る様に揺らす。 「な、何?」 「勝手にやってるから、掃除してろ」 「嫌ですよぉ~。気が散ります」 んん♪♪~ふんんん♪♪~……♪♪んん~… 上機嫌に鼻歌が自然と出てしまう。 「も…伊織さん!」 俺が体を揺らすから、掃除が捗らないらしい。 さて、ここらで退散するか。 退散前にあれを……どんな反応するか楽しみだ。

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