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第465話
「怒られる前に退散するかっと。そうだ、忘れもん.忘れもん。ミキにプレゼントだ」
ポケットから取り出してきたのは、卵型のロ-タ-だ。
前にも使った事があるが、それ以来なかなか使う時が無く…機会を狙っていたが、今日しか無いとクロ-ゼットの奥から取り出してきた。
ロ-タ-にはロ-ションも既に塗ってあるからすんなり入っていく。
「ぎゃああ…何…や…何を……う~…取って…抜いて~…やだぁ」
泡のついた手で抜こうと回す手を掴み耳元で囁く。
「ダメだろ。お仕置き中だ。前回と同じ事をしても芸が無いからな」
「やだ.やだ…お願い取って!」
「ダメだ! お仕置きだからな。勝手に取ったら、ずっと強にスイッチ入れるぞ」
「………」
「良い子だ。解った様だな。じゃあ、俺はソファでテレビでも見てるからな」
手を離し、キッチンを出る際にチラっとミキの後ろ姿を見てニヤっとしスイッチを弱に入れ、その場を去った。
背後で「ぎやぁ~」と叫んでる声が聞こえた。
くっくっくっくっ……楽しい~。
それからミキは洗濯をしに浴室に向かう時に
「伊織さん…んん…取って~。ね、お願いんん…あっ…ん」
「まだ、5分しか経って無いぞ。これじゃあ、お仕置きにならない。ダメだ!」
「んん…伊織さんのケチ!…あ…ん」
そういう可愛い憎まれ口をたたき、俺の前を通り過ぎ浴室に向かった。
くっくっくっ……そんな可愛い憎まれ口をたたきながら堪える様に喘がれたら、悪戯もしたくなるのが解んねぇ~かな、ったく、可愛い過ぎ。
ニヤニヤしながらスイッチを行成り強にする。
浴室の方から「ぎゃああ~」と叫び声が聞こえた。
「どうした?大声だして」
急いで行き、何事か?とわざと聞いた。
蹲(うずくま)り俺の顔を恨めし顔で見て
「伊織さん! あっ…わざとでしょ?やだ、止めて.止めて…あぁ…や…だ…あん」
わざとスイッチを持った手を見て
「悪い.悪い。何かの拍子にスイッチ押してしまったみたいだ。悪い、わざとじゃないぞ」
心外だと言う顔をしたが、心の中では喘ぐミキが可愛い~.楽しい~と思っていた。
「解った…から、わざとじゃないのね?…あぁ…早く…あ…止めて…んん」
「済まん.済まん」
スイッチを強から弱にする。
「はぁん…ふう…んん…」
尻をモジモジするミキの姿で襲ってやろうかと思ったが、楽しみはこれからだと言い聞かせ、これ以上居ると襲い兼ねないとその場を去り、ソファにまた座り何事も無かった様に、今度は新聞を見始めた。
尻をモジモジしてたなぁ~。
たぶん勃ってるんじゃないか?
ヤバイ、俺も勃ちそうだ。
なかなか浴室から出て来ないミキを心配したが、少し落ち着いたのか?今度はクイックルワイパ-で部屋を掃除し始めた。
新聞を見ながら横目で確認する。
エプロンの前が盛り上がっている様な気がするが、掃除する姿勢が前屈みで良く解らない。
ま、その内解るだろう。
ロ-タ-を入れたままで、家事をするミキの姿に妄想が膨らむ。
ミキの中がグジャグジャに濡れて、ロ-タ-をキュッキュッと締め付けてるのかと思うと堪らん。
あ~尻と太腿をモジモジさせ揺れる尻が唆る。
カチッ。
「ぎやぁ~やだぁ~…ぁあ」
その場で、前を抑えしゃがみ込んだ。
「悪い.悪い。余りにも普通にしてるから、まさか動いてないかと確認した~」
笑いを必死で堪えて話し、スイッチを弱にした。
「こっちだって、必死で普段通りに振舞ってるんです!…んん」
俺を睨んで掃除を始めた。
睨んでも可愛い~だけだがな。
火照ってるのか?頬が薄っすら赤く.尻をモジモジさせる姿に目の毒だと、掃除をしているミキから目を逸らした。
暫くすると掃除を終わったミキがコ-ヒ-を入れ俺の隣に座る。
「はい、伊織さん」
「お、サンキュ-。丁度、飲みたいと思ってた所だ。気が効く奥さんだ」
コ-ヒ-を飲み始めると、上目遣いで俺の太腿に手を添え
「伊織さん、そろそろ取っても良い?」
エプロンで隠れているが、ミキのモノが勃ち上がってるのが、エプロンの盛り上がりで解った。
わざと話を晒し
「掃除や洗濯は終わったのか?」
「……はい。今、乾燥機掛けてます」
「そうか、昼過ぎたな。腹は減らないか?」
俺の太腿を摩り
「お腹は空いてません……ねえ、伊織さん」
言いたい事は解るが、知らない振りで話を続ける。
「夕飯の材料買いに行く。次いでに、何か買ってくるかな?」
「ねえ.ねえ、伊織さん」
「俺が帰って来るまで、ミキもゆっくりしてろ」
「伊織さん! 買い物行く前にコレ取って!」
「ったく、仕方無いなぁ~。我儘な奥さんだ」
取ってくれると思ってんだろう顔がパァ~と、和かになった。
俺はミキの手を掴み立たせ寝室に向かった。
訳が解らず「えっ.えっ…何?」と話すが俺は黙り、これからの事を考えるとニヤケ顔が止まらない。
もうワンランク上のお仕置きが待っている事に。
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