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第569話 番外編 R18
ズブズブズブ…グジュグジュ…ヌチャヌチャ…
俺の激しい腰使いに、佐藤の体は揺れていた。
くそぉ~気持ち良い~♪
ヤバイッ、癖になるかも知んねぇ〜。
腰から右手を外し佐藤のモノに触れる。
佐藤のモノは縮こまっていた。
触れていた俺の手を払い除け
「はぁはぁ俺はいいから…はぁはぁ」
「だが……」
「はぁはぁ…いいから。はぁはぁ…もっと激しくしてよ」
「解った。良いんだな?どうなっても知らねぇ~ぞ」
「うん…はぁはぁはぁ」
腰の振りを更に激しくしグジュグジュ…ジュブジュブジュブ…ズブズブズブ…グジュグジュ…
「くう~、佐藤ぉ~。逝きそうだぁ~…んぐっ」
「あああ…逝ってぇ~出してぇ~」
ズブズブズブ…ヌチャヌチャヌチャ…ジュブジュブジュブ…ズブズブズブ……
俺のモノがグッと大きく玉袋がキュっとなり、奥にグッと突き入れ精液を中にドクッドクッドクンドクン…放った。
「くっ…あぐっ…で…る…うう…うっく」
「んあああ…たぐち…さ……すき.すき……すきだ…ぁ…」
またもや脱力し、佐藤の体に覆い被さった。
「はぁはぁはぁ…佐藤?…はぁはぁ」
さっきは頭を撫でてくれたが……返事が無いから気になり、顔を上げて佐藤の顔を見た。
「佐藤?はぁはぁ…」
激しいセックスと酔いと疲れで意識が無かった。
ペチッペチッ2回程軽く頬を叩くが反応が無い。
焦っていた俺の耳に寝息が聞こえてきた。
「はあ~良かったぁ~」
佐藤が寝たと解りホッとしたと同時に、俺も疲れがドッと出た。
佐藤の後孔からヌプッと抜き横になった。
隣の佐藤からは寝息が聞こえ、俺も体が軽くなり疲れもあり誘われる様に目を閉じた。
頭の中では何か大切な事を忘れている様な気がしていたが、眠気には敵わずそのまま寝てしまった。
次の日の朝にハッとなり目が覚め、ベットから起き上がり頭を抱えた。
「いっ…飲み過ぎ…か…うっ…いてぇ~」
この頭痛は、どう考えても二日酔いだぁ~、痛ってぇ~。
ズキズキ…ズキ…動かすだけで頭痛がする。
「ん…んん…ふあぁ」
隣の声に、俺は自分の部屋に誰かを連れ込んだと思った。
裸の自分の体を見て 'やべぇ~、やっちまった' と、内心焦って声がする方に恐る恐る顔を向けた。
まだ眠そうな顔で目線が定まって無い佐藤の姿があった。
驚いたのは、俺だけじゃなかった。
両手を上げ伸びをし、眠そうにしてた顔から目を見開き俺の顔を見て驚いた顔に変った。
「……佐藤」
名前を呼ぶのが精一杯だった。
俺の声に焦って布団を掻き集めるが、俺も佐藤も裸で1つのベットに居る今の現状は、昨夜何があったか一目瞭然だった。
「た.田口さん、おはようございます。えっと、シャワーそこですから…」
佐藤の話しで、ここが佐藤の部屋だと解った。
二日酔いの頭で辺りを見ると、何度か来たことがある佐藤の部屋だった。
どうするか考えたが、何も浮かばずベットの下には2人の服が脱ぎ捨てられてるのが見え生々しく映った。
何を話せば良いのか?
どうする?
「いや、帰る。二日酔いだ。家で寝る」
咄嗟に出た言葉が、こんなぶっきらぼうな言葉だった
余裕が無かった。
ベットを抜け出し、脱ぎ散らかした2人の服から自分のを取り出し身に付けていく。
俺の一挙一動を見ている視線を背中に感じた。
「じゃあな。泊めて貰って悪かった」
昨日の行為には触れずに、服を着て鞄を持ち逃げるように佐藤の部屋を後にした。
いや、逃げたんだ。
この場に居て、昨日の事を持ち出される事に怯えてたんだ。
今、思えば最低な男だ。
幾ら、気が動転してたとは言え、なぜ佐藤の体を労る言葉の1つも掛けてやらなかったのか?と後悔してる。
そのまま電車に乗って自分の部屋に着いて、直ぐにシャワーを浴びようと裸になると、俺のモノに赤い血の跡がこびり付いていた。
ギョッとしたが、直ぐにハッとなった。
「切れていたのか」
何の準備もせずに無理に挿れた覚えがある。
男の体は女みたいに勝手に濡れてくる訳じゃないのは知ってた筈だった。
ただ、あの時は夢中で、そんな事を考える余裕が無かった。
自分の快感と欲求を満たす事が優先で、佐藤の体の事を考えて無かったと、俺のモノにこびり付いてる血の跡を見て後悔ばかりが先立った。
「途中から滑りが良くなったのは……。くそぉ~俺は……痛かっただろうに…一言も弱音を吐かずに耐えてたのか?」
情けなさで腹が立ってきた。
シャワー浴びて全てを洗い流す。
髪を拭きながら部屋着に着替え、ベットにドサッと横になった。
「酷い事したな……最低な奴だ」
酔って居たとは言え、言い訳できない事をしたと後悔ばかりする。
シャワーを浴びて、すっきりした頭で昨日の事が断片的に思い出し始めた。
冗談だったかも知れないが、佐藤に誘われフェラされ……確か…俺が挿れてぇ~って言ったんだ。
佐藤も酔ってたし雰囲気で……やっちまった。
余りに気持ち良くって、直ぐに2回めを始めたんだっけ?
そうだ!
最後の最後に '田口さん…すき.すき'って……。
あの時は、自分の事に夢中だったが確かに聞いた!
いつから俺の事……。
佐藤の想いにも気付かずに、佐藤の前で聞かれるがまま彼女の話をたくさんした……どんな想いで聞いてたのか?
俺には、そんな想いなんて一欠片も見せた事が無かった。
そんな佐藤の気持ちも知らずに酔った勢いとかその場の雰囲気とか.溜まってたからとか……言い訳出来ない!
最低だ!
月曜日から、どんな顔でどんな態度で接すれば良いんだ?
二日酔いとは別に頭を抱えた。
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