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第579話 番外編~R18~

「佐藤。大丈夫か?」 「はぁはぁ…大丈夫っす…はぁはぁ」 そう言って逸らした顔の顎を持ち顔を見合わせた。 「何だ?」 「いや…あの…俺…恥ずかしいっす。あんな女みたいな声出して……」 恥ずかしかったのか? それを聞いてホッとした。 チュッとキスをすると、驚いた顔をした佐藤の目を見つめ口を開いた。 「気持ち良かったんだろ。だったら、声が出るのも当たり前だ。それに佐藤のそんな声に俺も興奮した。恋人同士なら、恥ずかしがる事は無い」 「恋人同士……えへへ。そっか~嬉しい♪」 可愛く笑う佐藤に俺も微笑む。 「そうだ。これからもスルんだ、いちいち恥ずかしがってどうする?…ん」 「これからも?えへへ…」 「それにお前2回めでこんなに感じられるなら、素質があるって事だ」 「それは田口さんが上手いからで」 「嬉しい事を言うなぁ~」 「田口さんも1度は体験した方がいいっすよ?最初はキツイっすけど……デカイくて硬いのが奥をズンズン突かれて、前立腺なんかそんなのに擦られたら、もう頭の中がチカチカして、それで真っ白になるくらい気持ち良い~から。今度、交代しますか?」 「俺のモノを褒めてくれたのは嬉しいが、体験は止めておく。俺には絶対に無理! 」 「えぇ~、俺も1回位は尻に挿れてみたいっす」 「……無理! それだけは勘弁だ!」 くっくっくっ…… 「冗談ですよ~」 そう言って笑った事に心底ホッとし、胸を撫で下ろした。 「マジ、勘弁してくれ~つ-の」 「……じゃあ、気が変わったら言って下さい。俺、いつでも交代しますから。俺、結構上手いっすよ。モノの大きさでは、田口さんに負けますけど…その分テクニックでカバ-しますから」 自慢気に話す佐藤にムっとした。 「お前なぁ~、どうしてそう言う事言うかなぁ~」 「はっ?俺、何か変な事言いました?」 「そのテクニックってやらは、誰に披露して誰に褒められたんだ?ああ?」 しまった~と顔を歪めた佐藤だ。 ったく。調子に乗って、このバカが~。 「あっ! ……すみません。……俺、セックス好きだし気持ち良い事も好きだから…皆んな喜んでくれるんですそれが嬉しくって、また頑張っちゃ…」 最後まで言わせずに、パカっと頭を軽く叩く。 「お前なぁ~! 正直に何でも言えば良いってもんじゃねぇ~ぞ。今後は一切そう言う事言うな! お前は俺の下で喘いでりゃ~いいんだよ!」 佐藤の中で挿れたままの俺のモノはまだ硬さを取り戻して無かったが、数回出し入れをするとグッグッ…と硬くなり大きくなった。 焼きもちもあり、始めから腰の振りを激しく再開し、佐藤の中も俺が放った白濁で滑りが良くスム-ズに出し入れができた。 グジュグジュグジュ…グッグッグッ…ズブズブズブ……ヌチャヌチャヌチャ…ズンズンズン…… 「んあああ…たぐ…ぁあ…ん…すごっ」 「そうやって俺の下で喘いでろ! ったく。そんなにセックスが好きなら、俺とのセックスが忘れられなくしてやるから! 覚悟しろよ!」 前立腺を目掛け俺のモノで擦り、そこを重点に出し入れし腰の振りを激しくした。 「あああ…ぐっ…そこ…そこ…いい~…もっと激しく…ぁあ…いい…んくぅ」 「好きなだけ擦ってやる! ああ…俺も良い~。さっきヤッタばっかりなのに、中がキツイ! 」 キツいだけじゃなく襞が畝り始めて、更に俺のモノを締め付け絡みつくようだ。 すっげぇ~気持ち良い~♪ 俺の方が佐藤とのセックスが、病み付きになりそうだ 「たぐち…さん…ああ…前も…触って…あぐっ…うう…いい…気持ち…いい…ぁあ…ん」 腰を振る佐藤のモノに手を掛け扱き、俺も腰の振りを激しくし、もうお互い逝く事しか頭に無かった。 グジュグジュグジュ…ヌチャヌチャヌチャ…ズブズブズブ…シュッシュッシュ…ゴリゴリ…ズブ… 「ぐあああ…逝きたい…も…逝くぅ…うっ…うう」 「くっ…俺も逝くぅ…ぐっ…うっ」 今度は2人一緒に逝けた。 白濁を放った時に、佐藤の体を力を込めギュッと抱きしめた。 「ふう~良かった~。流石に、疲れた~」 「…………」 返事が無い佐藤の顔を覗き込むと、意識が無かった。 慌てて佐藤が生きてるか?口に手を当て確かめた。 はあ~良かった~、息してる。 そうか意識無くす程良かったのか? ニヤニヤとアイドル顔の意識の無い佐藤の顔を見ていた。 可愛い~な♪ 出来が悪くって、いつも軽く明るい佐藤の事は可愛い後輩と思っていたが、恋人になると尚更可愛いく思える。 寝てても可愛い~♪ 一途に俺の事を想ってた事も…セックスの時の色っぽさも……冗談を言って笑う顔も…余計な事を言って謝る姿も……恋人になると全てが可愛く見えるから不思議だ。 予想外の事をする佐藤だから放っておけない。 ずっと見張って無いと、こいつは何をするか解んねぇ~し、それにともかくこいつは女に優しいからな。 本人が思ってるよりモテるんだよなぁ~。 この何日間で、俺は佐藤にメロメロになってる自分が解る。 俺は基本付き合ってる相手であっても、お互いを尊重し良い距離感で束縛はしない方だが……佐藤は目が離せないから……そんなのは無理だな。 付き合ってる相手に、こんな気持ちになったのも初めてだ。 佐藤だもんな、風船みたいな奴だからな。 手を離せばフラフラっと、どこかに行ってしまいそうだ。 悪いが、多少の束縛はさせて貰う。 佐藤の中に這入っていた俺のモノをズボッと抜き佐藤の隣に横になり、可愛い寝顔の佐藤を引き寄せ腕枕し抱きしめた。 佐藤とこんな風になるとは不思議な運命だが……それはそれで楽しそうだ。 佐藤が居れば楽しく居られる。 恋人に成り立ての佐藤の体をギュッと抱きしめ、俺も目を閉じた。

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