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第667話 R18

部屋に戻るとテ-ブルにはビ-ルとつまみが用意してあり、その1本のビ-ルのプルトップが空いていた。 それを持ち上げ振ると、殆ど中身は空に近かった。 「一気飲みしたのか?」 はあ~、相当怒ってるかもしんねぇ~な。 夕飯前といい.今回といい……重なってしまったからな。 どう、ご機嫌とるかなぁ~。参った! 畳の部屋には姿が見当たらない。 じゃあ、寝室の方か? 俺は隣の洋室になってる寝室に向かい襖を開けると、2つあるベットの1つがこんもりと盛り上がっていた。 ふて寝か~? 「…ミキ」 小声で声を掛けると、ピクッと反応し少し布団が揺れた。 聞こえては、居るな。 ふて寝してるミキのベッドの側に寄り、誤解を解こうと話し始めた。 「誤解なんだ。真琴君の喘ぎ声に反応したんじゃない! ミキが浴衣を脱いだ時から、既に反応してた。嘘じゃない! 俺は真琴君に対して性的な事は感じた事がない‼︎ それは嘘じゃない‼︎」 「…………」 やはり黙り……か。 「俺はミキにしか反応しないって、何度も言ってるだろ。どうしたら機嫌治してくれる?」 「…………」 俺も困り果て、暫く沈黙が続く。 参ったな! 頭を掻きむしり、どうするか?悩んでた。 いきなりミキがガバっと起き出し、側に立ってる俺の前に向かい合うように立ち、俺の顔をジッと見つめた ど.どうした? そして俺の浴衣の腰紐をシュルッシュルシュル…と解き手に持ち、俺の浴衣を肩から脱がしパンツ1丁にした。 な.何~? いつもとは違うミキの行動が理解出来ずにいたが、ミキの好きなようにさせた。 俺を裸にして、どうするんだ? 「……手」 手?何? 解らないミキの行動に戸惑い動かずに居る俺の両手を持ち目の前でグルグル…と縛り、ご丁寧に取れないように十字に縛った。 SM? これまでの付き合いの中で、SM的な事はした事がない! 俺もミキもそう言う事は本質的にできない。 「ミ.ミキ?な.何するんだ?」 縛り終わると、ミキはにっこり笑い俺の胸をドンッと軽く押し、俺はベッドにドサッと寝転んだ。 手は縛られて使えないと、腹筋を使い上体を起こそうとすると「そのまま‼︎」と、ミキには珍しく強い口調で言われた。 俺は直ぐにベッドに背をつけ成り行きを見守る事にした。 ベッド脇で後ろ向きになり、ミキも浴衣の腰紐をシュルシュルシュル…と解き、ゆっくりと浴衣を見せ付けるように脱ぎ床に落とす。 俺からは細い首と肩.綺麗な背中.小さく引き締まったプリっとした尻.太腿と白い肌が見えた。 この異様な状況と、ミキの妖艶さにゴクッと唾を飲み込む。 そして……俺の下半身では治ってた俺のモノがピクッとしムクムク…半勃ちになった。 やべぇ……そんな事されたら反応しちまった。 また誤解されかねない……。 治れ.治れ! と呪文のように心で唱えたが、このシチュエ-ションに興奮してるのが自分でも解る。 ミキは振り返り、ベッドに仰向けに横たわってる俺の姿を一瞥し、また冷めた目をした。 「伊織さん……まだ大きくして。マコの声がそんなに良かった?」 そう言って、俺のモノを軽く触ってきた。 ピクッピクッ…ムクムクムク…… 直接的な行為に、俺のモノが反応し更にデカくなるのは男の本能と言うやつだ。 「違う! 真琴君の声じゃなく、ミキの裸に反応したんだ‼︎」 ミキはゆっくりとベッドに上り俺の足の間に体を入れ、決して強くは握らず指の腹でサワサワ…と撫でるから堪らない! くそぉ~~生殺しだ‼︎ 「マコじゃなく俺に? 本当かなぁ~。誰にでも反応するんじゃない?」 「そんな訳ねぇ~だろ~。ミキだけだ‼︎ 酔ってるのか?ミキらしくないぞ」 「俺らしくない?こんな俺は嫌い?」 サワサワ…何度も撫で上げ往復する手。 少し酔ってるのか?目元が潤んで頬も赤味がさしてる やはり酔ってるんだな。 俺がミキを嫌いになる? それだけは何があろうと絶対に無い‼︎ どんなミキでも愛してる‼︎ いつものミキと違う雰囲気と行動に戸惑ったが…逆に楽しめるかも知れない。 そう思い直した。 「いや、俺はどんなミキでも決して嫌いになる事はないから安心しろ! ミキの気が済むように好きにして良い!」 「本当に?伊織の体が俺以外に反応しないように、この体に刻み込む…からね」 サワサワ…俺のモノを触ってる手と逆の手で、俺の胸から腹にこれもサワサワ…とゆっくり撫でる。 ゾクッとしゾワゾワ…と感じた。 「ミキ、頼む‼︎ そんな撫でるんじゃなくギュッと握って扱いてくれ‼︎」 堪らずに俺は懇願した。 ミキはにっこり微笑み 「だめ~~」 そう言い放った。 その姿は可愛い~が、この状況では笑えない。 いつもに増して小悪魔度が上がってる。 酔っては居るんだろうが、ミキもこのシチュエ-ションに興奮してんだろうか? 頭を上げ目をミキの股間に向けると、見難いが勃ってるのがチラッと見えた。 やはり、ミキも興奮してる‼︎ サワサワ…何度も俺のモノの裏筋を往復し撫でる。 「もう完勃ちですね。凄い! 赤黒くって鬼頭が大きくエラが張って長大で太いし凄~く硬い。男としては羨ましい。ほら、お腹にくっついて」 今度は言葉攻めか? そんなに褒めて貰ったら嬉しいが、今は生殺しだ~‼︎ 「頼む‼︎ 強く扱いてくれ‼︎」 催促するように、腰を数回突き上げた。 「だめって言ったでしょ?」 そう言ってサワサワ…裏筋を撫でてた手を離し、ピンッと指で弾いた。 「つっ‼︎」 快感がビ-ンと伝わり、思わず声が出た。 ふふふ…… 「まずは……キスからね」 そう言って体を覆い被さり、俺の両頬に手をつけ目と目を合わせた。 「伊織、俺の虜になってね?」 酔って潤んだ目が色っぽく、そんな可愛い事を言う。 既に、虜だっつ-の‼︎ そう言って顔をゆっくり近づけ唇を合わせた。 この先が楽しみでもあるが、生き地獄のような気もする‼︎ 怒ると拗ねて黙るのはまだマシだが、冷めた目で見て他人のように敬語を使う時は相当怒ってるのは、俺も学習して知ってたが……。 こんな風にも怒るんだな。 また1つミキの新たな一面を見た。 これはこれで良いかも……知れない♪

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