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第703話
「はぁはぁ…ミキ?はぁはぁ」
「…………」
返事が無い。
白濁を後孔の最奥に思いっきり突き上げ放ち脱力し、ミキに覆い被さり荒い息の中で問い掛けたが返事が無かった。
顔を上げミキの様子を伺う。
目を閉じ半開きの口から赤い舌が覗き意識は無かった。
「飛んだ…か」
殆ど続け様に、抜かずの何とかをやっちまったからなぁ~~。
やはり目を閉じていても美しい!
前髪を撫で上げ額にキスし、俺はベットを降りシャワーを浴びに行った。
ザァザァザァ……
「ふう~~! さっぱりした」
髪と体を洗い、今度は意識を無くしたミキの体を拭いてやろうと濡れたタオルを用意し、ミキの元に向かった。
体を綺麗に拭いてやり、最後は俺が放った後孔の中にある白濁を掻き出し綺麗にしてやる。
「良く出したもんだ」
大量の白濁に自分でも呆れるが、これも愛すればこそだと納得もした。
濡れたタオルをランドリーボックスに入れ
「喉が渇いたな」
水でも飲もうと冷蔵庫を開けると、2皿にマンゴーが一口大に切られ用意されてた。
「ん?2皿?」
量から見て、今日の風呂上がりに食べる分と明日の朝食用だと解った。
食べるのを楽しみに冷やしてたんだろうな。
水は止めて、その1皿を手に取りフォークと一緒に持ちミキの元に向かった。
「ミキ…ミキ…」
まだ、ベットで意識の無いミキに声を掛けたが、目は閉じたままだった。
ゆっくりこのまま静かに寝かせてやりたい所だが…可哀想だと思いながらも、肩に手を掛け揺さ振り、もう一度声を掛けた。
「ミキ…お~いミキ……ミキちゃん」
「ん?……あれ?俺…寝てた?」
「いや、コトが終わって意識が飛んだ。体は拭いといた。これ、食べたかったんだろ?一緒に食べよう」
マンゴーを乗せた皿を持ち俺もベットに上がりミキの横に座り、フォークでマンゴーを取り寝そべってるミキの口元に近づける。
口を開けパクッと食いついた。
可愛い~~♪
「ん~~、冷えて甘くて美味しい~~♪」
「もう一口食べるか?」
「うん♪」
パクッ!
美味しそうな顔で幸せそうに食べるな。
「伊織さんも食べて。甘くて美味しいよ♪」
ミキに促され、俺もマンゴーを口に入れた。
「ん~~美味い。喉が渇いてたから冷えてて、尚更美味い! マンゴーって、こんなに甘かったか?」
「南国のマンゴーだから?」
「かもな。まだ食べるだろ?」
「うん♪」
今度は交互にマンゴーを食べ皿の中は直ぐに無くなった。
「あ~~美味しかった~~♪」
やはり可哀想だと思ったが起こして良かった。
楽しみにしてたマンゴーを食べ、こんな喜ぶ顔が見れた。
「美味かったな。冷蔵庫にまだあったが、明日の分か?」
「うん♪朝食用にと…ふぁ~~…思って」
やはり、そうだったか。
そう言う所が家庭的なミキらしい所だな。
欠伸をし始めたな。
そろそろ眠いんだろう。
欠伸をしてる姿も可愛い♪
「明日の朝も楽しみだ」
「う…ん。明日の…んふぁ~…予定は?」
「明日で最後だからな。特に予定は無いが、海に行きたかったら目の前の海に行けば良い。そこでシュノーケリングするか? 浜辺でゆっくり過ごしても良いし」
「そう言えば…目の前の海で…泳いでないね」
「そうだな。ミキ、眠いんだろ?今日は移動やたくさん泳いで疲れただろ?もう良いから、早く寝ろ」
確かに今日一日は盛り沢山のイベントで楽しかったが、その分疲れたはずだ。
その上……激しいセックスを2回も立て続けにしちまったからな、尚更、疲れが出てるはず。
俺も横になり腕枕し、ミキを腕の中に抱え込み抱きしめた。
俺の胸に顔を埋め直ぐに安心したようにスースー寝息が聞こえた。
この時間が一番幸せだ。
ミキを抱きしめて眠れるこの時が幸せな時だ。
忙しない1日の終わりに癒され、そして明日の朝も愛しい恋人の顔が見れると明日の活力にもなる
もう俺はミキ無しでは居られないな。
愛しい恋人をギュッと抱きしめ、目の前にある頭の天辺にチュッ!とキスし、俺も幸せな気持ちのまま目を閉じた。
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