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第713話 R18
俺が考えを巡らせ黙り込んでるのを怒ってると勘違いしたミキは予想外の行動に出た。
俺に擦り寄り腕に手を当て、俺の顔を上目遣いで様子を伺う様に覗き込んできた。
許しを乞う様な甘える様な、そんな目で見つめられた。
その目はヤバい!
もう何でも許してしまいたくなる!
それでも俺が何も言わないで居ると、ミキの方から恐る恐る話し掛けてきた。
「…伊織さん……怒った?」
「……別に、ミキを怒ってる訳じゃない」
「ねぇ~、でも…皆んなで行くのも楽しいと思うけど…」
「俺はミキと2人が良い!」
何で、わざわざ龍臣や祐一を喜ばせなきゃなんねーんだ⁉︎
沙織も着せ替え人形宜しくまた楽しむんだろうし
そこで俺はハッと気が付いた。
「なあ、花火大会の時は女装するって約束だったよな?真琴君や優希さんも女装するのか?」
真琴君や優希さんが女装するの嫌だ! 行きたくない! と言って無かったか?一縷の望みを掛けて聞いてみた。
「それは言いました。花火大会には、伊織さんと女装して行くって約束してるから……行くなら、女装しなきゃいけないと思うって。本当は、マコや優希さんは女装しなくても良いんだけど……俺1人で女装は嫌だったから……伊織さんと2人だけなら…構わないけど…皆んなと一緒に出掛けて俺だけって言うのは…ちょっと……だから…そう言いたました」
「それで?女装しても行きたいって言ったのか?」
真琴君は祐一と花火大会に行きたいだろうから渋々了承するかも知れないが優希さんは嫌がるだろう。
「最初は2人共渋ってたんですけど…。マコはやはりこう言う機会が無いと花火大会に祐さんを誘えないからって渋々……。優希さんは嫌だって抵抗してたけど……沙織さんが乗り気で押し切られて……で、行く事になりました」
やっぱり沙織か。
はあ~~!
俺が ‘嫌だ’ って言っても無理だろうな、逆に ‘行きたく無ければ、無理して行かなくって良いのよヨシ君さえ行ければ’ って言われそうだ。
今頃は龍臣は大喜びしてるだろうな。
祐一も真琴君の頼みなら、店も数時間だけバイトに頼んで無理してでも来るだろうな、いや、真琴君の女装した浴衣姿を見れるこの絶好のチャンスを逃すはずが無い! あいつはそう言う奴だ!
決定か⁉︎
「はあ~~!」
思わず落胆の溜息が漏れた。
「あ~~、伊織さん。勝手に、ごめんなさい‼︎」
そう言って隣に座って居たミキが俺の膝に跨って乗っかり済まなそうに謝ってきた。
な.何だ!
この美味しい展開は!
「俺が1人嫌だって言っても決定事項だろ?今年は仕方ねーから、皆んなで行くか?」
俺の膝に跨るミキは少し視線が上で、俺は怒って無いと安心させる為に笑顔で話した。
「伊織さん‼︎ 大好き~~! 大好き‼︎」
俺の頭を胸に抱え抱きしめそして体を離し、俺の額や頬にキスを何度もした。
ミキからのキスは凄ぇ~嬉しいが、少しがっかりもしてた。
「そんなに皆んなと行きたかったのか?俺と2人っきりより?」
「違う.違う‼︎ 俺だって出来れば女装姿は余り見られたく無いし、伊織さんと2人の方が気が楽だしやっぱり良いです……けど…マコが祐さんと花火大会行けるのが嬉しそうで……その姿を見たら、良かったなと思っただけ」
「そうか、それを聞いて安心した」
「もう! 伊織さんったら」
俺の不安を掻き消す様に、頬にチュッ!っとキスされた。
「頬だけか?」
俺の唇にチュッ!っと可愛いキスをし、離れようとしたミキの後頭部に手を当て深いキスを仕掛けた
片手はミキの尻を揉み、咥内に舌を入れ絡めクチュクチュ…チュパチュパ…レロレロ…執拗にキスをする。
「ん…んん」
激しいキスに声が漏れる。
唇を離すとまだ酔いも残る目が潤み欲情を唆る。
そしてミキが俺の耳裏や首筋の匂いを嗅ぎ、そしてキスと舌を這わしてきた。
予想外の美味しい展開に俺は喜んだ。
珍しく甘えるような積極的なミキの愛撫。
まだスーツ姿のままのミキの上着を脱がせ、ネクタイも解きYシャツを脱がす。
ミキも俺のTシャツを脱がし、2人共肌を露にした
俺はミキの首筋や鎖骨.そして目の前の可愛いらしい乳首に舌を這わした。
乳首をレロレロ…チュパチュパ…舌で転がし吸い付く。
「あぁ~ん…ぁ…感じ…る」
相変わらず乳首は弱いな。
感度良好‼︎
尻を揉む手と空いてる片方の手で乳首を弄り回す
しつこく乳首を攻めてると背中を反らし喘ぎ声を上げ、俺の愛撫に感じてると思うと俺も感じてくるから不思議だ。
その証拠に、俺のモノはハーフパンツの前が盛り上がりを見せ窮屈そうにしてる。
「ぁん…乳首だけじゃ……下も触って。お願い」
俺は乳首から手を離し、脇腹を辿りながらスラックスの前を触った。
そこは俺と同じ様な状態だった。
勃ち上がってるミキのモノに手を掛けスリスリ…撫で上げた。
「ぁあん…もっと…ん…触って…強く握ってぇ」
スラックスを脱がせる為にカチャカチャ…ベルトを外しジッパーを下ろすが、それ以上はミキの協力無しでは脱がせる事ができない。
ミキも察して、一旦、俺の膝から退きスラックス.下着と靴下を脱ぎ捨てた。
俺もその間にソファに座りながら腰を浮かし、器用に脱ぎソファの下に脱ぎ捨てた。
ミキはまた俺の膝に跨り、俺を胸に抱きしめた。
思わぬ美味しい展開に股間が熱くなる。
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