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第791話 R18

その週末は、ミキと暫く離れて暮らさなきゃならないと思うと一時でも離れ難く、いつも通りに家事をするミキの姿を視界に入れて眺めて居た。 「ミキ、座ってゆっくりしろよ」 「もう少しで終わりますから。暫く掃除や洗濯とか出来ないから…。出来る時に、少しでもやっておかなきゃ」 「大丈夫だって。どうせ、寝に帰るだけで汚れないって」 「でも……。それより、ご飯とか大丈夫ですか?」 「それも心配しなくて良い!」 「カップラーメンとかコンビニ弁当ばかりは、だめですよ! あと、お酒も程々に! 朝もきちんと目覚ましセットして下さいね。洗濯物は3日目には1度洗濯して下さい。あとは……早く迎えに来て下さい」 色々心配事を話してたが、最後は寂しそうに本音を漏らした。 だめだ! 愛おしくって離れられない! 早く解決するしかねーな‼︎ ミキと離れて暮らす生活に……俺の方が耐えられない! まだ、掃除してるミキの側に行き背後から抱きしめた。 「必ず1週間で終わらせる! いや、出来るだけ早く迎えに行く‼︎ 俺を信じて待っててくれ‼︎」 「うん! でも……無理しないで!」 「解ってる。それより今は2人の時間を大切にしよう。もう、掃除も良いだろ?」 「解りました。じゃあ、片付けて来ますから。ソファで待ってて下さい。コーヒー入れますから」 「解った!」 ミキがコーヒーを持ってくるまで待つ事にした。 あ~、明日から1週間程離れるのか⁉︎ 辛いな! 今日はもう片時も離れずにイチャイチャして過ごす‼︎ 「伊織さん、コーヒーです。はい、どうぞ」 「サンキュ!」 俺の隣に座りコーヒーを飲むミキ。 こう言うまったりとした時間も暫くはお預けか⁉︎ はあ~! 溜息が漏れた。 「大丈夫ですか?」 「あの女の事に関しては大丈夫だ。優希さんや龍臣や探偵も居る。そっちはいいが……ミキと離れて暮らす事の方が憂鬱だ! そっちの方が耐えられない!」 「俺も寂しいですけど……会社でも会えるし、今は我慢するしかないです。俺が女性なら、その人と対峙して何とか話して解って貰う事とかも出来るのに……。俺、優希さんや龍臣さんみたいに、伊織さんの為に何かする事も出来なくって……。そんな自分が情けないです」 悔しさと悲しい顔とで複雑な顔で話す。 「俺には、そんな事ミキにさせられない‼︎ 女に嫌悪感がある俺でも、ミキに関しては男でも女でも好きになってた! 何も出来ないとか自分を責めるな。ミキが無事で居てくれる事が1番大切な事なんだからな! それに、今回の事は俺にもミキにも何の落ち度もない! 頭のおかしなヤバい女と関わっただけだ! 運がなかったと思う事にした!」 「伊織さん! 本当は離れたくないです! 何も出来なくっても側に居て支えてあげたいです! でも……俺が側に居る事で伊織さんの邪魔って言うか.負担になっても……と言い聞かせて我慢します!」 「ミキ!」 俺は隣に座ってたミキを抱き寄せギュッと抱きしめた。 「我慢させて悪い! 俺も我慢する! そして早く解決して、またいつもの日常に戻ろう! 愛してる! 俺にはミキだけだ‼︎」 抱きしめたままミキの耳元で話す。 「俺も愛してます‼︎ だから、信じて待ってます!」 その言葉を聞いて心が温かく癒やされた。 抱きしめてた手を緩め、ミキの唇を奪った。 チュッチュッ……そして唇を舐め舌を入れた。 ミキの舌を絡めとりチュパチュパ…レロレロ…傍若無人にミキの舌を犯した。 「ん…んん」 可愛い声が微かに漏れた。 唇を離し、耳裏と首筋に舌を這わす。 「ぁ…あ…伊織さ…ん。まだ…お昼…」 明るい日中だが、構うもんか! 俺はもう止めるつもりはない! 「昼とか夜とか関係ない! 抱きたいんだ‼︎ たくさん愛して、ミキに触れたい! そして、ミキの体に俺を刻みたい‼︎ だめか?」 だめと言われても止めるつもりはないが‼︎ これから暫くミキと触れ合えないと思うと…1分1秒でもミキと触れ合って居たい‼︎ 「だめ…じゃないけど。……恥ずかしい」 何年付き合っても……そう言う初々しさを忘れてない。 「今更だろ?俺はミキの体の隅々まで知ってる! たぶん、ミキ本人よりもな」 首筋に唇を這わしながら話し、そして唇に戻りキスしながら服を脱がす。 白い肌が露になり、直ぐに鎖骨や胸に舌を這わし吸い付く。 舌先を使いなぞりレロレロ…舐め、何度も吸い付く。 「ぁん…そんな、やらし…ぁう」 可愛い喘ぎが漏れ始めた。 もう観念したか。 こうなったら、ミキは順応になる。 快感に弱く貪欲になり艶と色っぽさ全開で、その姿がまた俺のモノを熱くする。 ソファに倒して、ズボンと下着を剥ぎ取りラグに落とし、一旦ミキから離れ立ち上がり俺は速攻で自分の部屋着を脱ぎ捨てミキに覆い被さった。 そして乳首に舌を這わし、指先で弄り可愛い声を上げさせた。 「ぁあん…あ…んん」 レロレロ…チロチロ…チュパチュパ……舐め吸い付き指先で捏ねくり回す。 可愛い乳首が立ち硬くなる。 コリコリ…クリクリ…弾いたり指で挟んだりすると、また良い声で喘ぐ。 たまんねー! もう、俺のモノは我慢汁が玉になり幹を伝うのが解る。 ゆっくりとしたい所だが……早く挿れたい‼︎ ソファの隅に隠してた小さなボトルを取り出し、ローションを手に垂らす。 「悪い。直ぐにミキが欲しい‼︎ ローションで解す!」 宣言と同時にツプッと指先をゆっくりと奥に入れていく。 「ああ…んぁ……ぁん…」 指先でしこりを探り擦り押し撫でる。 「ここが良いんだろ?」 「ああ…そこ…だめ…ぁん…いい…もっと」 コリコリ…クリクリ…ジュクジュク…スリスリ… 後孔を広げるように指を出し入れし、しこりを掠めた。 時間を掛け指を増やしジュボジュボジュボ…ヌチャヌチャ…厭らしい音が部屋の中で聞こえる。 「あぁん…うう…あ…いぁ…いい」 そろそろ良いか⁉︎ 俺の方が保ちそうもない! ミキの媚態を目に可愛い喘ぎ声を聞き、俺のモノはギンギンに硬く反り返り熱く痛い程だった。 我慢できない‼︎ 後孔の中を掻き回してた指を引き抜き腰に手を当て、柔らかくなった後孔に俺の先っぽを宛てがう 「挿れるぞ!」 宣言し、ミキの返事を待たずにズブッ!と挿れ、腰を押し進めズブズブ…ズズズ…ズブズブ…ズン‼︎と最奥に突き挿れた。 「ひぃ…ぁああ…くっ…あつ…ぁう…おおき…すご…ああ」 「ああ…すげぇ~気持ち良い! たまんねー」 最奥に突き挿れ腰を回しグリグリ…掻き回す。 「やぁあ…すご…ああ…おおき…かた…ああ…いい…感じ…る」 「俺もすげえ~良い! 動くぞ‼︎」 ゆっくり腰を引き、そしてまた突き挿れ腰の振りを激しくしていく。 ジュボジュボジュボ…ズンズンズン…ズブズブズブ…ヌチャヌチャヌチャ…ズンズンズン‼︎ あ~くそぉ~、めちゃくちゃ気持ち良い~! 「ぁあ…うっ…いい…ああ…おかしくな…る…ぁう」 「俺もだ! 気持ち良過ぎて止まんねー」 ズブズブズブ…ジュブジュブジュブ……ズンズンズン…… 柔らかく包み込むかと思えば…締め付けてくる‼︎ 強弱つけ腰の振りを激しくし、ミキの体はガクガク…揺れた。 くう~、もっと自由に動きたい。 一旦、後孔から引き抜く。 「や…抜かないで」 可愛いお強請りに嬉しくなる。 ミキの体を起こしチュッ!とキスし額を合わせた。 「直ぐに挿れてやる! やはりソファだと狭い。悪いが、ベットまでは待てない! ラグに四つん這いになってくれ! 後ろから挿れる‼︎」 素直にソファから下り、ラグの上で四つん這いになり待つミキは本当に快感に弱くセックスでは順応になる。 それが男心を擽り征服感を煽るって解ってんのかー。 天性のものなんだろう。 ま、俺だけに見せる媚態なら嬉しい限りだ‼︎ 「恥ずかしいから……早く!」 「ミキはお強請り上手だな。良し! 挿れてガンガンに突いてやる‼︎」 これで自由に動ける! 背後に回り腰に手を掛け位置を決め、後孔に硬く漲った俺のモノを宛てがう。 「行くぞ‼︎」 グッ…ズブズブ…ズブズブ……ズン‼︎ 「ひぃやああ…ああ…くぅ…ああ…奥まで…ああ」 「くう~、気持ち良い! ほら、奥まで届いてんの解るだろ?ここか?ミキの良い所は?」 先っぽで奥をグリグリ…しながら、しこりを擦る 「やああぁ…そこ…ああ…出ちゃ…ぁあ」 「まだ早い! もう少し待て! 動く!」 ミキの腰を手で振り、俺も腰を激しく振る。 グジュグジュグジュ…ヌチャヌチャ…ジュボジュボジュボ…パンッパンッパン…ズンズンズン… パンッパンッパン…… 激しい行為に体勢を保てず、顔と胸をラグにつけ白い背中が反り返り小さな尻を突き上げるミキの姿は背後に居る俺からは良く見える。 くう~、色っぽい! たまんねー‼︎ 腰を振りながら、片手でミキの背中をなぞるとビクッビクッ…と反応し感じてるのが解る。 思わず、背中に何度もキスし吸い付く。 「あっ…ぁん…やっ…ん」 「可愛い声! どこもかしこも敏感だな。ミキの色っぽい姿に煽られて、もう限界‼︎ 少し激しくなるけど着いてこいよ‼︎」 ガツガツ…パンッパンッパン…ズンズンズン…… パンッパンッパン…ガツガツ…… その日は昼から盛り、1回戦めから抜かずの2回戦めに突入し休憩がてらイチャイチャしてると、そのままミキを求めてまた始まってしまった。 夜は夜で、明日から離れ離れになるのか!と思うとまた求めずに居られなかった。 「もう…何も出ない…無理」と言うミキの言葉を聞こえない振りで、自分も何も出なくなるまで、いや満足いくまでミキを離さずに求めた。 ミキの体には前も後ろも無数の鬱血が残った。 まるで俺の存在を主張するかのように、白いミキの体に刻みつけた。

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