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第797話

「ん……ん?」 目に入った天井は見た事ない模様だった。 気が付いたら知らない場所で、ベットに横になってた。 起きあがろうと肘をつき上体を起こし、辺りを見回すが頭が若干重い。 頭を振るとクラクラ…する。 見た事無い部屋に大きめのベット、そしてガラス張りの浴室が目に入った。 「ここは?何で俺は?」 ここにまで来た記憶が無い‼︎ 俺は寝てたのか? スーツは着ていたままベットに寝てたようだ。 「あら、起きたの?」 離れたソファに座りスマホを弄ってビールを飲みながら声を掛けてきたのは……三田だった。 何で? どうなってる? 「ここは?何で俺は寝てた?」 スマホをテーブルに置き、俺の方を向き笑って答えた。 「ここはHotelよ。ラブホ‼︎ 成宮さんが具合悪くなって運んだのよ。凄~く大変だったわ~」 Hotel⁉︎ ラブホ⁉︎ 具合悪くなった⁉︎ 俺は酒には強いし1杯だけのワインで具合が悪くなるなんて……どう考えてもおかしい‼︎ ここがラブホだったが、俺も三田も服を着て居た事が救いだった。 「……ワインに、何か入れたのか?」 低い声で脅すように眉を顰め聞く。 「やだ~怖い~。ふふふ……ちょっと成宮さんがトイレに行ってる間に、ほんの少しだけ睡眠薬をね」 睡眠薬⁉︎ 朧げだが、道理で意識が朦朧としてた気がする。 最低な女だな‼︎ でも、お前が何しようか考えてる事は解った‼︎ だが、俺は根っからのゲイだ‼︎ 女に興味無い! 俺には無駄だ‼︎ こんな所に2人っきりになったからと言って、その気にもならないし迫られても無駄だ。 バカな女だ‼︎ 三田の策略は失敗だったと心の中で嘲笑った。 「最低だな‼︎ こんな事するような女には興味無い‼︎ 俺は帰る‼︎」 別に、縛られても居ないし帰ろうと体を動かした時に違和感を感じた。 「……うっ」 俺の声に反応したのは三田だった。 クスクスクス…… 何の笑いだ⁉︎ そしてこの下半身の違和感⁉︎ 「効いてきたみたいね?少量の睡眠薬でやっとここまで運んで、クスクスクス……」 「何を笑ってる⁉︎ 何をした⁉︎」 どんどん俺のモノは熱を持ち変化の兆しが表れ、体も熱くなってきた。 「何を…って。もう解るでしょ?自分の体の変化に。クスクスクス……ちょっと元気になるお薬を飲ませたのよ」 「何だと⁉︎……媚薬か⁉︎」 この体の変化は媚薬しか考えられない。 服が乱れて無い事し飲ませたと言ってた……錠剤か⁉︎ 直ぐには効かないはずだ。 と言う事は、Hotelに着いて直ぐに飲ませたのか? 俺はどの位寝てた? クスクスクス…… 「ご名答‼︎ どう気分は?」 俺を嘲笑って楽しんでる三田に心底腹が立つ! 「最悪だ‼︎ こんな事して楽しいのか?何で俺にそう執着する‼︎」 体が熱くて堪らない‼︎ 服を全部脱ぎ去って少し楽になりたい!だが、それは三田の思う壺だ‼︎ 少しだけネクタイを緩めワイシャツのボタンを外し、首から風を入れる事で何とかしようとした。 ふふふふふふ…… 「楽しいわ。だって~あなたのそんな姿を見れて執着?クスクスクス……あなた、この私になかなか靡(なびか)ないからよ! とっとと彼女と別れて私にすれば良いのに! この私がアプローチしてあげてるのに、散々無視して‼︎ で、このざまね」 「それは言いがかりだろーが‼︎ 助けてやったのにこんな恩を仇で返されるとはな‼︎ この私が……とか言ってるが俺は全然興味ねーんだよ。この性悪女‼︎ クズが‼︎ そんなに男が欲しかったら他に居るだろーが‼︎」 「あらあら、凄い剣幕ね?そんな強気な事を言ってられるの?ほら.ほら、体は正直ね。体が熱くってあそこも辛いんじゃない?解放してあげようか?直ぐに楽になるわよ?」 三田の言う通り……すげぇ~辛い‼︎ あそこは熱を持ちスラックスの上からでも盛り上がってるのが一目瞭然で解放されたくって堪らないと主張してる。 俺は前屈みになり、あそこをギュッ押さえた。 この女の思い通りになってたまるか! そう思う気持ちとビンビンに勃ち上がってるモノを解放したい‼︎ 出して少しでも楽になりたい‼︎と言う気持ちとで、俺の心の中で葛藤してた。 そんな俺の姿を見て嘲笑う三田が憎たらしい‼︎ 俺は三田を睨みつけてた‼︎ 「やだ~、そんな怖い顔しちゃって~。あら、冷汗?それとも脂汗?凄いわよ~。そんなんで、どこまで我慢出来るのかしらね~」 三田の言う通り体は熱いが冷汗なのか?脂汗?なのか汗が吹き出る。 そしてギュッと握ってるモノを扱きたい.出したい.衝動に駆られる‼︎ くそぉ~‼︎ おかしくなりそうだ‼︎ 「こんな事して犯罪じゃねーか‼︎」 「あら、犯罪じゃないわよ。合意の上か…それか強姦されたって事でも良いわね~。誰も証明出来る証拠なんて無いんだから。日本の社会って、か弱い女性には優しいからね。もし警察に言っても私の言う事を信じるでしょうね。今のあなたなら1回じゃ終わらないでしょ?何度も嫌がる私を強引に……って、泣いて訴えても良いのよ?」 合意か?強姦されたと犯罪を選べば…と、遠回しに脅してる。 まだ三田は気付いてないようだが、ずっとICレコーダーは録音されたままだ。 それを聞けば警察も解ってくれるはず。 「好きなようにすれば良い‼︎ はぁはぁはぁ…」 反論出来る位には、この時まではまだ少しは頭が働いてた。 それでも出したい欲求は更に増していく。 くっ! 体が…熱い‼︎ 息も荒くなる。 あそこが疼いて痛い位に硬く勃ち上がってる‼︎ 扱いて出して楽になりたい‼︎ いや、孔に突っ込んでガンガンに腰を振って出したい‼︎ ああ…出したい‼︎ 出したい‼︎……楽になりたい! 辛い状況に脂汗も出て呼吸も荒くなり、頭の中は出す事しか考えられなくなり意識も朦朧としてきた。 「強がり言っても、もう限界でしょ?見れば解るわよ」 ソファから立ち上がり、ブラウスのボタンを3個程外し胸元を大きく開きベットに近寄って来る。 ベット脇でスカートとストッキングを脱ぎ捨て、上半身はブラウス.下半身はパンティーと言う出立ちでベットに上がり四つん這いで俺に近づいてきた。 大きく開いたブラウスの胸元からは、こぽれ落ちそうな程のでかい胸が谷間を作り揺らしながら俺に迫ってくる。 女に興味無い俺でも胸のデカさには驚いた。 「ねえ~、辛いんでしょ?意地張らないで。出したいんでしょ?楽にしてあげるわよ。上の口が良い?それとも下?私のあそこにガンガンに突っ込んで良いのよ?凄~く気持ち良くしてあげる」 三田の声が呪文のように聞こえる。 出す事と突っ込こむ事しか頭の中には…無かった 上の口でも.下の口でもどっちでも良い……早く楽になりたい! 出したい‼︎ 出したい! 出したい! 出したい!……。 「ほら、我慢しないで。一緒に気持ち良くなりましょう。あなたが気が済むまで.好きなだけ出して良いのよ」 気が済むまで⁉︎ 好きなだけ⁉︎ 熱い体と脂汗で辛い状況に朦朧とし……目の前に出しても良い‼︎ 好きなようにして良い‼︎と言ってる それを拒む程の気力が…無い……早く、この辛い状況から楽になりたい‼︎ 女でも男でも孔に突っ込んでしまえば一緒だろ! 出すことしか考えられない俺は三田に向けて手を差し出した。 ごめん…ミキ‼︎ もう限界だ‼︎ 俺を責めても良い‼︎ 済まない‼︎

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